JavaScriptで文字列に変数の値を埋め込む方法について書いています。
文字列に変数の値を埋め込むには、下記の方法があります。
・テンプレートリテラルを使う
テンプレートリテラルを使う方が、簡潔に書くことができます。
そのため、通常はテンプレートリテラルを使っていくと良いかと思います。
文字列結合で埋め込む
文字列結合で変数の内容を、文字列の中に埋め込むことができます。
例えば、下記のように使うことができます。
let text = 'hello'
result = text + ' world!!'
console.log(result) // hello world!!
最初にtext
変数に文字列の「hello
」を代入しています。
次の処理で、text
変数と文字列の「world!!
」を+
演算子で結合して、result
変数に設定しました。
出力すると「hello world!!
」のように文字列結合されて、変数の内容も一緒に出力できました。
テンプレートリテラルで埋め込む
テンプレートリテラルを使って、変数を文字列に埋め込むことができます。
テンプレートリテラルはES6からの機能とのこと。
最新のブラウザだと問題なく使うことができます。(MDNのこちらのページにも詳細が記載されています)
let text = 'hello'
result = `${text} world!!`
console.log(result) // hello world!!
先ほどと同じように、text
変数に「hello
」を代入しています。
次の処理でテンプレートリテラルを使って、変数を埋め込んでいます。
バッククォート「`」を使って、囲んでいる箇所が文字列になります。
その中に「${
」で初めて、変数名を書いて「}
」で閉じています。
これで、文字列の中に変数の値が埋め込まれます。
コンソールで出力すると「hello world!!
」のように文字列の「hello
」が埋め込まれて出力されました。
複数の変数を埋め込む
複数の変数を埋め込むときも、同じように「${}
」の中に書いて埋め込みます。
下記のように、複数の変数を埋め込むことができます。
let apple = "りんご"
let grape = "ぶどう"
let banana = "バナナ"
result = `フルーツは${apple}・${grape}・${banana}です。`
console.log(result) // フルーツはりんご・ぶどう・バナナです。
最初にapple
・grape
・banana
のそれぞれの変数に果物の名前の文字列を代入しました。
次の処理で、テンプレートリテラルを使って、変数を文字列に展開しています。
先ほどと同じように「${}
」の中に変数名を並べるだけです。
出力すると「フルーツはりんご・ぶどう・バナナです。
」となりました。
このように複数の変数も、簡単に文字列の中に展開することができます。
計算式を埋め込む
バッククォートで文字列を作成した中に、計算式を書くこともできます。
let calcResult1 = `1 + 1 = ${1 + 1} です!`
let calcResult2 = `2 * 8 = ${2 * 8} です!`
console.log(calcResult1) // 1 + 1 = 2 です!
console.log(calcResult2) // 2 * 8 = 16 です!
バッククォートの中に、変数を展開するかわりに計算式を書いています。
最初に足し算の「1 + 1
」をしていますが、その結果が展開されます。
次に掛け算の「2 * 8
」の結果が展開されます。
それぞれ変数で受け取って出力すると、下記のようになりました。
1 + 1 = 2 です!
2 * 8 = 16 です!
このように、計算式を書いて結果を展開することも可能です。
文字列に変数を埋め込む方法まとめ
今回はJavaScriptで文字列に変数を埋め込む方法について書きました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。
・テンプレートリテラルを使うと、簡単に文字列に変数の値を展開できる。
・テンプレートリテラルには計算式を書くこともできる。
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