MySQLでデータを取得する方法について書いています。
データベースのテーブルからデータを取得するには、テーブルに対してSELECT文を使うと良いです。
MySQLのバージョン8.0.32で、動作を検証しています。
テーブルからデータを取得する
MySQLでテーブルからデータを取得するにはSELECT文を使いましょう。
データベースをUSEで選択した後に、下記のようにSQLを実行します。
SELECT * FROM users;
SELECTの後のアスタリスク(*)は、全てのカラムを取得することを明示的に書いています。
FROMの後にデータを取得したいテーブル名を書きます。
今回はusersテーブルから、全てのカラムのデータを取得するという意味になります。
usersテーブルは、こちらの記事で作成したテーブルで、「id / name / age / birthday」という4つのカラムを持っています。
usersテーブルには3件のデータを格納済みです。
実行すると、下記のように全てのカラムのデータが取得できます。
| id | name | age | birthday |
|---|---|---|---|
| 1 | yasuaki | 34 | 1989-02-06 |
| 2 | taro | 20 | 2003-01-01 |
| 3 | hanako | 22 | 2001-01-01 |
全てのカラムのデータが取得できました。
全データの3件が取得できました。
カラムを指定してデータを取得する
SELECTを使うときに、カラムを指定することで、指定したカラムのデータのみを取得することができます。
例えば、このように指定できます。
SELECT name, age FROM users;
こうすると、下記のように指定したカラムのみのデータが表示されました。
| name | age |
|---|---|
| yasuaki | 34 |
| taro | 20 |
| hanako | 22 |
WHEREで条件をつけてデータを絞る
SELECT文を使うときに、WHEREを入れることで検索条件をつけることができます。
例えば、下記のようにWHEREで取得対象を絞ることが可能です。
SELECT * FROM users WHERE 30 <= age;
usersテーブルからデータを取得しています。
WHEREの後に「30 <= age」と条件を指定しています。
年齢(age)が30歳以上のレコードを取得しています。
実行すると、下記のように30歳以上のユーザーデータが取得できました。
| id | name | age | birthday |
|---|---|---|---|
| 1 | yasuaki | 34 | 1989-02-06 |
WHEREで使える比較演算子
また、下記のように他の比較演算子を使用して、条件をつけてデータを取得することができます。
| 比較演算子 | 例 | 説明 |
|---|---|---|
| <= (以上) | 30 <= age | 30歳以上のデータを対象にする |
| < (超える) | 30 < age | 30歳を超えるデータを対象にする |
| >= (以下) | 30 >= age | 30歳以下のデータを対象にする |
| > (未満) | 30 > age | 30歳未満のデータを対象にする |
| = (同じ) | 30 = age | 30歳のデータを対象にする |
| != (以外) | 30 != age | 30歳以外のデータを対象にする |
| <> (以外) | 30 <> age | 30歳以外のデータを対象にする |
COUNTでデータ件数を取得する
SELECTと一緒にCOUNTを使うことで、データの件数を取得することができます。
例えば、下記のように使うことができます。
SELECT COUNT(*) FROM users;
このようにすると、全件の件数が取得できます。
結果は、下記のようになります。
+----------+
| COUNT(*) |
+----------+
| 3 |
+----------+
COUNTで条件(WHERE)をつけて件数を取得する
COUNTを使ったときにもWHEREで条件をつけることができます。
SELECT COUNT(*) FROM users WHERE age = 20;
このように使うと、年齢(age)が20歳のデータのみを取得することができます。
全件で3件ありますが、20歳のユーザーデータは1件です。
結果、下記のように表示されます。
+----------+
| COUNT(*) |
+----------+
| 1 |
+----------+
MySQLでデータを取得する方法まとめ
今回はMySQLでデータを取得する方法について書きました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。
・「`SELECT カラム1 FROM テーブル名`」と取得するカラム(列)を絞ることができた。
・`WHERE`を使うことで、条件をつけて取得されるデータ件数を絞ることができた。
・`COUNT`を使うことで、レコードの件数をカウントできた。

コメント