VB.NETのリストに要素を追加する方法について書いています。
リストに要素を追加するときには、下記のメソッドを使うことができます。
・Insertメソッド
・AddRangeメソッド
リストに要素を追加する
リストに要素を追加するには、作成したリストからAddメソッド・Insertメソッド・AddRangeメソッドを使うことができます。
Addメソッドを使うと、リストの末尾に要素を追加することができます。
Insertメソッドを使うと、リストの途中に要素を追加することができます。
AddRangeメソッドを使うと、リストに対して、他のリストから要素を追加することができます。
Addメソッドを使って追加する
リストからAddメソッドを呼ぶことで、リストの末尾に要素を追加することができます。
例えば、下記のように使うことができます。
Dim fruits As List(Of String) = New List(Of String)()
fruits.Add("apple")
fruits.Add("lemon")
fruits.Add("banana")
For Each fruit As String In fruits
Console.WriteLine(fruit)
Next
最初にfruits
変数に対して、文字列のリストを作成しました。
次の処理で、作成したfruits
リストからAddメソッドを呼び出して、要素を追加しています。
「apple」・「lemon」・「banana」と3つの要素を追加しました。
最後にFor Each
を使って、要素がある間ループ処理をして、要素を出力しています。
プログラムを実行すると、下記のように追加されたことが確認できました。
apple
lemon
banana
Insertメソッドを使って追加する
リストからInsertメソッドを呼ぶことで、呼び出したリストの途中に要素を追加することができます。
例えば、下記のように使うことができます。
Dim fruits As List(Of String) = New List(Of String)()
fruits.Add("grape")
fruits.Add("cherry")
fruits.Add("banana")
fruits.Insert(2, "orange")
fruits.Insert(2, "apple")
For Each fruit As String In fruits
Console.WriteLine(fruit)
Next
最初にfruits
変数に対して、文字列のリストを作成しました。
次の処理で、fruits
リストからInsertメソッドを呼んでいます。
Insertメソッドの第1引数には要素を追加する位置、第2引数には追加する要素を渡します。
今回はfruits
リストの「2」番目の位置に「orange
」を追加しました。
そして、その後、同じようにして「2」番目の位置に「apple
」を追加しました。
プログラムを実行すると、下記のように出力されます。
grape
cherry
apple
orange
banana
リストに対して、先頭から2番目の位置に要素が追加されました。
最初に「orange
」を入れて、もう一度「2」番目の位置に「apple
」を追加したので、ひとつずれています。
このようにリストの途中に要素を追加することができますが、追加された要素分、要素の位置がずれることに注意しましょう。
AddRangeメソッドを使って追加する
リストからAddRangeメソッドを呼ぶことで、他のリストから要素を追加することができます。
例えば、下記のように使うことができます。
Dim fruits1 As List(Of String) = New List(Of String)()
fruits1.Add("lemon")
fruits1.Add("apple")
fruits1.Add("banana")
Dim fruits2 As List(Of String) = New List(Of String)()
fruits2.Add("grape")
fruits2.Add("cherry")
fruits1.AddRange(fruits2)
For Each fruit As String In fruits1
Console.WriteLine(fruit)
Next
最初にfruits1
変数に対して、文字列のリストを作成しました。
そして、3つの要素をfruits1
リストに対して入れました。
次にfruits2
変数を同じようにリストで作って、2つの要素を入れています。
その後にfruits1
リストから、AddRange
メソッドを呼び出してfruits2
リストを引数として渡しています。
これで、fruits1
リストに対して、fruits2
リストの要素が追加されます。
プログラムを実行すると、下記のように出力されました。
lemon
apple
banana
grape
cherry
fruits1
リストに対して、fruits2
リストの要素が追加されました。
リストに要素を追加する方法まとめ
今回はVB.NETのリストに要素を追加する方法について書きました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。
Addメソッド/Insertメソッド/AddRangeメソッドで要素を追加することができました。
メソッド名 | 説明 | 例 |
---|---|---|
Add | リストの末尾に要素を追加する | fruits.Add(“要素”) |
Insert | リストの途中に要素を追加する | fruits.Insert(2, “要素”) |
AddRange | リストに対して、他のリストなどから要素を追加する | fruits1.AddRange(fruits2) |
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