VBAの学習におすすめの本を選定してみました。
最初にVBAはどんなものかと、学習に本が必要かを考えて書いてみました。
その後に、おすすめの本を5つ紹介して、筆者の観点から初心者・中級者・上級者にわけてみました。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
VBAって?学習に本が必要か?
VBAはVisual Basic for Applicationsの略です。
VBAはマイクロソフトが開発していたVisual Basicを、オフィス製品向けに使えるようにしたプログラミング言語です。
VBAを使うことで、ExcelやWord・PowerPointなどのOfficeのアプリケーションでプログラムを書いて
機能をカスタマイズしたり、日々の作業を効率的に行うようにすることができます。
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筆者も昔、ExcelでVBAを使ってテストデータを作ったり
データベースに繋いで、データ取得して一覧を作ったりしていました。
VBAは1993年から登場しているため、インターネット上にもたくさん情報があるかと思います。
本を読むメリットとしては、初歩的なことから体系的に学んでいけるので良いのではないでしょうか。
VBAの学習におすすめの本5選!
VBAの学習におすすめの本を5つ紹介してます。
できるイラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA
「できるイラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA」を確認しました。
きたみ あきこさんが書かれていて、インプレスから2018年12月に出版されています。
「Amazonページ」を確認して
最初にVBAを使うことで、Excelで行っている業務を自動化して、仕事の能率を大幅に高められると書いています。
この本では、VBAの基礎から応用まで1冊で効率的に身につけられるとのこと。
キャラクターの掛け合いやイラストをふんだんに使って解説しているため、初心者の方でも着実に読み進められるとのことです。
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何ページか確認していますが、イラストが多くて読み進めやすそうだなと感じました。
「目次」を確認して
目次はインプレスの公式サイトのこちらで確認することができます。
第1章から第8章までで、構成されています。
第1章でマクロを書いてみるようです。
第2章でオブジェクトやプロパティ・メソッドなどを学んで、第3章で変数を使ってみるようです。
第4章から条件分岐・オブジェクト取得・繰り返し処理などを学んでいくようです。
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マクロを使い始めるのに必要な内容が、記載されてそうだなと感じました。
Excel VBA塾【動画✕本で学ぶ!】
「Excel VBA塾【動画✕本で学ぶ!】 ~初心者OK! 仕事をマクロで自動化する12のレッスン」を確認しました。
たてばやし 淳さんが書かれていて、マイナビ出版から2021年11月に出版されています。
「まえがき」を確認して
下記のような悩みを解決してくれるのが本書とのことです。
・書籍ではすぐに挫折するので、動画で学びたい。
・書籍だけでは知識が定着しなかった。
この本の特徴として、下記があげられています。
・具体的なコード例を多く取り入れて、ていねいに解説。
・合計100題以上の確認問題を用意。
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数ページ確認しましたが、見やすい感じで構成されていそうです。
動画も見れるということで、テキストのみではツラい人には良いのではないでしょうか。
「目次」を確認して
第1章から第12章までで、構成されています。
第1章でマクロについての概要、第2章でマクロ記録とVBAについて学びます。
第3章ではじめてVBAでプログラムを書いて、プロシージャについて学ぶようです。
第4章からセル範囲の操作・演算と変数・繰り返し・最終行取得や条件分岐などを学んでいくようです・
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簡単な内容から学んで、最後にはシート・ブック操作までやっていくようです。
VBAをしっかりと学んでいくことができそうです。
Excel VBA 脱初心者のための集中講座
「Excel VBA 脱初心者のための集中講座」を確認しました。
たてばやし 淳さんが書かれていて、マイナビ出版から2020年3月に出版されています。
「はじめに」を確認して
こちらの書籍は「初心者レベルを脱して、実践的なマクロを組む」というテーマのVBA書籍とのこと。
本書では脱初心者を目指すための人のために、ほどよく手応えあるレベルの内容を提供しているとのことです。
また、動画レッスンがあるため、わかりやすく解説されているとのことでした。
下記の4点が学べるとのことです。
・効率的なコーディング方法や「部品化と再利用」の方法
・Excel以外のモノとの連携方法
・マクロを再利用しやすくする、マクロの高速化について
「目次」を確認して
第1章から第12章までで、構成されています。
最初の方に、VBAが読みやすくなる技や、可読性・メンテナンス性を上げるための定数などについて解説されているようです。
その後にプロシージャの部品化についてや、Word・Outlook・CSVなど、Excel以外のアプリケーションと連携するようです。
最後にエラーに強いマクロや、他の人が使っても安心なツール作りについて学ぶようです。
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可読性や部品化、他のアプリとの連携など、確かに「脱初心者向け」に書かれてそうだなという印象を受けました。
パーフェクト Excel VBA
「パーフェクト Excel VBA」を確認しました。
高橋 宣成さんが書かれていて、技術評論社から2019年11月に出版されています。
「はじめに」を確認して
VBAでは他のプログラム言語では目立たない、いくつかの弱点があるように思えるとのこと。
・同じ目的に対して、いくつもの書き方が存在していて混乱する
・たくさんの「自己流」が存在しているため、他のVBAユーザーとの協力体制が作りづらい
・クラスやオブジェクトを学んでいないので、他の方法で実現してしまっている
筆者はVBAの言語の特性や、VBAの主なユーザーがプログラマじゃないことが起因していると考えているとのことです。
この問題解決のためには、最初から言語の体系や構造を理解し、作法が身につくように学ぶことが大切と書かれています。
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プログラミング言語として、構文などがしっかりと学べる内容になってそうだなと感じました。
「目次」を確認して
第1章から第14章までで、構成されています。
第1章でVBAについての概要や、学習の進め方について説明されているようです。
第2章で式と値、第3章で変数・配列・コメントなどのステートメントについて学びます。
第4章からフロー制御ステートメント・プロシージャ・モジュールと学んでいきます。
最後の第14章でアプリケーション開発ということで、名簿管理ツールを作るようです。
Excel VBA 逆引き大全 600の極意
「Excel VBA 逆引き大全 600の極意」を確認しました。
E-Trainer.jpさん・中村 峻さんが書かれていて、秀和システムから2022年6月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本はExcel VBAを実務で使うときに、やりたいことをその場でサッと逆引きして使うための書籍とのことです。
検索したネットサンプルとの違いは、下記の4点を満たしているとのこと。
・サンプルに対して、画面と丁寧な説明付き
・構文についてだけの情報もセット
・関連するテクニックについてもすぐ引くことができる
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実務で使うときにあると便利な逆引きシリーズの本です。
「目次」を確認して
第1章から第17章までで、構成されています。
第1章ではExcel VBAの基本構文の極意ということで、変数の使い方や定数・演算子について、逆引きできるようになっています。
第1章から全ての章で「XXXはXXXする」のような形で、やりたいことで探して本を読むスタイルになっています。
VBAおすすめ本のまとめ
今回紹介したおすすめの本を表にまとめてみました。
タイトル | 出版社 | 価格(Kindle) | 難易度 |
---|---|---|---|
できるイラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA | インプレス | 1,762円 | 初心者 |
Excel VBA塾【動画✕本で学ぶ!】 | マイナビ出版 | 2,409円 | 初心者 |
Excel VBA 脱初心者のための集中講座 | マイナビ出版 | 2,794円 | 中級者 |
パーフェクト Excel VBA | 技術評論社 | 3,428円 | 中・上級者 |
Excel VBA 逆引き大全 600の極意 | 秀和システム | 2,317円 | 中・上級者 |
VBAの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
今回はVBAの学習におすすめの本を5つ紹介しました。
最後に筆者の独断と偏見から、どれがいいか考えてみます。
イラストなど多めがいい人は「できるイラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA」で学ぶと良いかもしれません。
数ページ確認すると、始めてプログラムを触る人には、読みやすそうだなと感じました。
また、Kindle Unlimitedだと「0円」で読めるので、何か他に気になる本がある人はKindle Unlimitedに一時的に入ってみるのもいいかもしれません。
書籍で学習するより動画で学びたい人や、本を読んでみたけどよく分からなかった人は「Excel VBA塾【動画✕本で学ぶ!】」がいいのではないでしょうか。
動画がついていて、ページも見やすくわかりやすそうな印象を受けました。
上記の書籍での学習が終わった方、さらに内容を深めたい人は「Excel VBA 脱初心者のための集中講座」も確認してみてください。
効率的なコーディングや他のライブラリとの連携について触れられていて、脱初心者を目指すのに良さそうです。
「パーフェクト Excel VBA」はしっかりと、プログラムの構文から覚えていける書籍になっているかと思います。
ですが、本当に何も分からない初心者には難しそうな気がしました。
少しでもプログラムを触ったことのある人や、他の書籍で大体は理解したくらいの人には良さそうです。
「Excel VBA 逆引き大全 600の極意」は逆引きできる本です。
現場で実務に使っている人は、デスクに置いておくと困った時に助かる本になるのではないでしょうか。
いろいろ書きましたが、読みやすい・読みにくいなど、人によって評価が変わってくるかと思います。
ぜひ、Amazonの試し読みや書店などで、いろんな書籍を確認してみてくださいね。
VB.NETを学びたい
VB.NETを本で学びたいときには、こちらに記事を書いたので確認してみてください。
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