Javaの配列の使い方まとめ!(宣言/初期化/要素数取得など)

Java Java

Javaの配列の使い方についてまとめました。
この記事では、配列の下記について書いています。

・宣言
・初期化
・要素を入れる
・要素数を取得する
・配列の要素数で繰り返す(ループ処理)

Javaの配列は固定長なので、後で要素を追加したり、削除したりすることが難しいです。
動的に要素を変えることがわかっている場合には、リスト(ArrayList)を使っていきましょう。

配列を宣言する

Javaで配列を宣言するときには、データ型に「[]」を付けて任意の変数名を書きます。
例えば、下記のようになります。

String[] fruits;

fruitsという変数名で、文字列型の配列を宣言しました。
このように、データ型に「[]」を付けて変数を宣言します。

数値型のときには、下記のように作ることができます。

int[] scores;

配列を初期化する

配列を初期化して、使い始める準備をします。
このときにはnewを使って、指定した要素数で初期化します。

String[] fruits;
fruits = new String[3];

文字列型の配列を作って、要素数は3つで初期化しました。
宣言と初期化は1行で行うことができます。

String[] fruits = new String[3];

同様にして、数値型の配列を初期化するときには、下記のようになります。

int[] scores = new int[3];

配列に要素を入れる

配列を初期化した後から、要素を入れることができます。

String[] fruits = new String[3];
fruits[0] = "orange";
fruits[1] = "grape";
fruits[2] = "melon";

fruits変数に対して、3つの文字列で配列を作って、要素を入れました。
配列の要素は0番目が先頭になります。

一括で代入する

配列を宣言して、一括して要素を入れることもできます。

String[] fruits = {"apple", "grape", "orange"};

fruits変数に対して、3つの文字列で配列を作りました。
波括弧「{}」に書いている要素が、0番目から順番に入って、3つの要素を持つ配列ができました。

数値型のときにも同じように、一括で要素を入れることができます。

int[] scores = {10, 20, 7, 9, 12};

配列の要素数を取得する

配列の要素数は、配列のlengthにアクセスすることで確認することができます。

String[] fruits = {"apple", "grape", "orange"};
System.out.println(fruits.length); // 3

fruits変数に、3つの文字列で配列を作りました。
その後にlengthにアクセスして、要素数を出力しています。
結果は「3」になります。

配列の要素数でforループする

拡張for文を使うと、配列の要素数がある間、ループして処理をすることができます。

String[] fruits = {"apple", "grape", "orange"};

for (String fruit : fruits) {
    System.out.println(fruit);
}

最初にfruits変数に、3つの文字列で配列を作りました。

その後に拡張for文を使っています。
コンマ(:)の右側に配列を指定して、左側にループごとに代入される要素を受ける変数を指定します。

for文の中では、要素を出力しているだけです。
プログラムを実行すると、下記のように配列に入れた要素が全て出力されました。

apple
grape
orange

Javaの配列の使い方のまとめ

今回はJavaで配列を使う方法についてまとめました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。

・データ型に「`[]`」を付けて、配列を宣言することができる。
・配列に対してデータ型をnewして、サイズを指定することで、配列を初期化することができる。
・宣言した配列に対して、波括弧(`{}`)を使うと、値を一括で入れることができた。
・配列のlengthにアクセスすると、要素数を取得することができた。
・配列の要素数がある間、拡張for文で繰り返し処理することができた。

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