VB.NETで使用できる比較演算子について、使える演算子や動作するサンプルコードなどをまとめました。
VB.NETで比較演算子を使う方法
VB.NETでの比較演算子は、条件判断の場面でよく使われます。
たとえば、If
文を使って2つの値が等しいかどうかを確認したり、異なる場合に特定の処理を実行したりできます。
下記のような形で使うことができます。
Dim fruit As String = "りんご"
If fruit = "りんご" Then
Console.WriteLine("fruit変数はりんご")
End If
このコードでは=
演算子を使用して、fruit
変数と文字列の値を比べています。
VB.NETの比較演算子の一覧
VB.NETで利用できる主な比較演算子は以下のとおりです。
演算子 | 内容 | 使用例 |
---|---|---|
= |
左右が等しいか確認 | If a = b Then |
<> |
左右が等しくないか確認 | If a <> b Then |
> |
左が右より大きいか確認 | If a > b Then |
< |
左が右より小さいか確認 | If a < b Then |
>= |
左が右以上か確認 | If a >= b Then |
<= |
左が右以下か確認 | If a <= b Then |
VB.NETで比較演算子を使用したサンプルコード6選!
比較演算子を実際に使って、動作確認してみました。
左右の値が等しい
Dim a As Integer = 10
Dim b As Integer = 10
If a = b Then
Console.WriteLine("a と b は等しい")
End If
左右の値が等しいか確認しています。
同じ値なので「a と b は等しい
」が出力されて処理が終了します。
左右の値が等しくない
Dim a As Integer = 10
Dim b As Integer = 20
If a <> b Then
Console.WriteLine("a と b は等しくない")
End If
<>
演算子で、a
とb
が等しくないか比較しています。
a
とb
が異なるため、「a と b は等しくない
」が出力されます。
左が右より大きい
Dim a As Integer = 20
Dim b As Integer = 10
If a > b Then
Console.WriteLine("a は b より大きい")
End If
>
演算子で左側のa
が右側のb
より大きいかを確認しています。
a
がb
より大きいため、「a は b より大きい
」が出力されます。
左が右より小さい
Dim a As Integer = 10
Dim b As Integer = 20
If a < b Then
Console.WriteLine("a は b より小さい")
End If
<
演算子でa
がb
より小さいかを判定しています。
この条件を満たすため、「a は b より小さい
」が出力されます。
左が右以上
Dim a As Integer = 10
Dim b As Integer = 10
If a >= b Then
Console.WriteLine("a は b 以上")
End If
>=
演算子でa
がb
以上であるかを確認しています。
a
がb
と同じ値なので条件が成立し、「a は b 以上
」が出力されます。
左が右以下
Dim a As Integer = 10
Dim b As Integer = 20
If a <= b Then
Console.WriteLine("a は b 以下")
End If
<=
演算子でa
がb
以下かを確認します。
条件を満たしているので「a は b 以下
」が出力されます。
おわりに
VB.NETの比較演算子についてまとめてみました。
比較演算子はプログラミングするときに、分岐などでよく使用するので、しっかりと覚えておきたいですね。
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