VB.NETのプログラムの中に条件分岐する、If / Else /Else Ifについて書いています。
If文の使い方
If文を使うことで、条件をつけて処理を分岐することができます。
「もしも〜だったら、〜する」のように、条件によって処理の分岐が可能です。
例えば、下記のように使います。
Dim fruit As String = "apple"
If fruit = "apple" Then
Console.WriteLine("fruitはりんごです")
End If
最初にfruit
変数に対して、文字列の「apple
」を代入しています。
次の処理で、If文を使っています。
「If [条件式] Then
」で定義します。条件式の内容がTrue(あっている)ときにIf文のなかのブロックが処理されます。
Ifで処理されるブロックの最後はEnd If
で閉じます。
今回はfruit
変数が「apple
」だったら、End If
までの処理を実行してくれます。
条件に合うので「fruitはりんごです
」が出力されて処理が終わります。
条件を評価した結果、False(合わない)のときには処理は無視されます。
Else文を使い方
Else文はIf文の後に書きます。
Else文を使うと、If文の条件に合わなかったときに実行される処理を定義できます。
下記のように使うことができます。
Dim fruit As String = "banana"
If fruit = "apple" Then
Console.WriteLine("fruitはりんごです")
Else
Console.WriteLine("りんごではないです")
End If
同じようにfruit
変数を定義していますが、値に「banana
」を代入しています。
次の処理で、If文で条件を評価しています。
そしてElse文が続いて、End If
で条件が終わります。
Elseは何にも該当しないときに処理されます。
今回はfruit変数が「apple
」ではないので、Else文の処理が実行されて処理が終わります。
結果としては「りんごではないです
」が出力されます。
このようにIfやElse Ifの後にElseが使用され、条件に該当しない場合に処理されるブロックを定義できます。
Else If文を使い方
Else If文もIf文の後に書くことができます。
「もしも〜だったら、そうじゃなくて〜だったら」というように他の条件を追加でつけることができます。
Dim fruit As String = "banana"
If fruit = "apple" Then
Console.WriteLine("fruitはりんごです")
Else If fruit = "banana" Then
Console.WriteLine("fruitはバナナです")
Else
Console.WriteLine("りんごではないです")
End If
まず、先ほどと同じようにfruit
変数に「banana
」を代入しています。
その後で、同じようにIf文があって、その次の行でElse If文を使っています。
Else If文も「Else If [条件式] Then
」で定義します。
If文を評価して、条件に合わない(False)の時に、次のElse If文が評価されます。
今回はfruit
変数が「banana
」なので、最初のIf文ではFalseになって、次のElse If文に処理が移ります。
そして、Else If文の条件に合うため「fruitはバナナです
」が出力されて処理が終わります
今回は1行でしたが、複数のElse Ifを書くこともできます。
If / Else / Else Ifまとめ
今回はVB.NETでIf・Else・Else Ifを使う方法について書きました。
If文を使うことで、条件分岐する処理が書けました。
また、Else If文を使うことで条件を追加することができ、Elseで条件に該当しないときの処理を書くことができました。
VB.NETのIf文では他のプログラミング言語ではあまり書かない、ThenやEnd Ifを書く必要があるので気をつけて使っていきましょう。
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