VB.NETで辞書(Dictionary)を削除する方法について解説しています。
辞書(Dictionary)の「キーと値」を全て削除するにはClearメソッドを使います。
指定した「キーと値」を削除するにはRemoveメソッドに削除したいキーを指定します。
辞書(Dictionary)を削除する方法
選んだキーの辞書項目(キーと値)を削除するには、Removeメソッドを使います。
そして、辞書の全ての辞書の値を削除するには、Clearメソッドを使います。
Removeメソッドを使って削除する
Removeメソッドを使うと、辞書から指定したキーで「キーと値」を削除することができます。
例えば、下記のようにして辞書から削除することができます。
Dim fruits As New Dictionary(Of String, Integer)
fruits.Add("apple", 200)
fruits.Add("grape", 320)
fruits.Add("orange", 250)
fruits.Remove("grape")
For Each fruit In fruits
Console.WriteLine("{0}は{1}円です!", fruit.Key, fruit.Value)
Next
まずはfruits
変数に対して、辞書を作成しました。
次の行から、辞書オブジェクトからAddメソッドを呼び出して「キーと値」を3つ追加しています。
3つの「キーと値」がfruits
辞書に追加された状態です。
その後に、fruits
変数からRemove
メソッドを呼び出して、「grape
」を指定しています。
これで、「grape
」がキーになっている辞書の項目が削除されます。
For Each文で辞書をループして出力すると、下記のように削除されていることが確認できました。
appleは200円です!
orangeは250円です!
Clearメソッドを使って全て削除する
Clearメソッドを使うと、辞書の全ての「キーと値」が削除されます。
例えば、下記のように使うことができます。
Dim fruits As New Dictionary(Of String, integer) From {
{"りんご", 100},
{"バナナ", 200},
{"みかん", 300}
}
Console.WriteLine(fruits.Count()) ' 3
fruits.Clear()
Console.WriteLine(fruits.Count()) ' 0
最初にfruits
変数に対して、辞書を作成しています。
辞書として、3つの「キーと値」を持っています。
「fruits.Count()
」として要素を数えると、3つの「キーと値」を持っていることが確認できました。
次の処理で、Clearメソッドを呼び出しています。
これで、すべての「キーと値」が削除されます。
削除した後に「fruits.Count()
」で要素を数えると、「0」が返ってきました。
辞書(Dictionary)を削除する方法のまとめ
今回はVB.NETの辞書の「キーと値」を削除する方法について書きました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。
・Clearメソッドで全ての項目(キーと値)が削除できた。
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