JavaScriptで文字列の中に、指定した文字列が最後に現れるインデックスを返すlastIndexOfメソッドについて解説します。
lastIndexOfメソッドを使うと、文字列の中に特定の文字列が最後に現れる場所を簡単に調べることができます。
文字列処理を行う際に、特定の文字列が最後に出現する位置を知りたい場合に便利です。
実際に動くサンプルを使って、以下の操作を解説します。
・`lastIndexOf`メソッドを使うメリット
lastIndexOfメソッドの基本的な使い方
lastIndexOfメソッドは、文字列の中に指定した文字列が最後に現れるインデックスを返します。
もし指定した文字列が見つからない場合は、-1を返します。
基本的な構文は以下のとおりです。
string.lastIndexOf(searchValue, fromIndex)
searchValue: 検索する文字列。- 文字列(必須)。
fromIndex: 検索を開始する位置。- 0以上の整数値(省略可能)。
- デフォルトは文字列の長さ。
文字列の位置を調べる
lastIndexOfメソッドで文字列の位置を調べます。
const str = 'Hello World! Hello!';
console.log(str.lastIndexOf('Hello')); // 結果:13
console.log(str.lastIndexOf('world')); // 結果:-1
str文字列の中に’Hello’という文字列が最後に現れるインデックスをlastIndexOfメソッドで調べています。
最後の’Hello’は13番目の文字から始まるため、lastIndexOf('Hello')は「13」を返します。
一方、’world’(小文字)はstr文字列に含まれていないため、lastIndexOf('world')は「-1」を返します(大文字小文字は区別されます)。
検索開始位置を指定する
lastIndexOfメソッドの第2引数fromIndexを使うと、検索を開始する位置を後ろから指定できます。
const str = 'Hello World! Hello!';
console.log(str.lastIndexOf('Hello', 12)); // 結果:0
str文字列の12番目の文字から後ろに向かって‘Hello’という文字列を検索しています。
最初の’Hello’は0番目の文字から始まるため、lastIndexOf('Hello', 12)は「0」を返します。
lastIndexOfメソッドを使うメリット
lastIndexOfメソッドを使う主なメリットは以下のとおりです。
- 文字列の存在チェック: 文字列が特定の文字列を含むかどうかを簡単に判定できます。
- 文字列の位置特定: 文字列の中に特定の文字列が最後にどこにあるかを調べることができます。
- 可読性の向上:
lastIndexOfメソッドを使うことで、文字列処理の意図が明確になり、コードの可読性が向上します。
JavaScriptのlastIndexOfメソッドの使い方まとめ
今回はJavaScriptのlastIndexOfメソッドの使い方について解説しました。
記事の内容をまとめます。
・`searchValue`は検索する文字列(必須)。
・`fromIndex`は検索を開始する位置(省略可能、デフォルトは文字列の長さ)。
・指定した文字列が見つからない場合は「-1」を返す。
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