HTMLのtitleタグの使い方!ページタイトルを設定する

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HTMLのtitleタグについて書いています。

titleタグは、Webページのタイトルを指定するために使用され、<head>タグ内に記述します。
titleタグの内容は、ブラウザのタブやウィンドウのタイトルバーに表示されるだけでなく、検索エンジンの検索結果やソーシャルメディアで共有された際のタイトルとしても利用されます。
そのため、SEO(検索エンジン最適化)とユーザビリティの両面において非常に重要な役割を果たします。

titleタグの基本的な使い方と配置

titleタグは、HTMLドキュメントの<head>タグ内に記述します。
開始タグ(<title>)と終了タグ(</title>)で囲まれたテキストがWebページのタイトルとして扱われます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <title>Webページのタイトル - サイト名</title>
  </head>
  <body>
  </body>
</html>

上記の例では、「Webページのタイトル – サイト名」というテキストが、ブラウザのタブのタイトルバーに表示されます。
実際にブラウザのタブでは、このように表示されます。
HTMLのtitleタグのタブブラウザ表示確認

titleタグのSEOにおける重要性

titleタグは、検索エンジンがWebページの内容を理解し、ランキングを決定する上で非常に重要な要素の一つです。

  • 検索結果の表示: 検索エンジンの検索結果ページ(SERP)において、titleタグの内容は通常、青字のクリック可能なリンクとして表示されます。魅力的で関連性の高いタイトルは、ユーザーのクリック率(CTR)を高める上で不可欠です。
  • キーワードの関連性: タイトルに適切なキーワードを含めることで、検索エンジンはそのページが特定の検索クエリに関連していると判断しやすくなります。ただし、キーワードの詰め込みすぎは逆効果になる可能性があります。
  • コンテンツの概要: タイトルは、検索エンジンに対してページ全体の主要なテーマや内容を伝える役割を果たします。

titleタグのユーザビリティにおける重要性

titleタグは、ユーザーエクスペリエンス(UX)にも大きく影響を与えます。

  • タブの識別: 多くのWebページを同時に開いているユーザーにとって、titleタグはブラウザのタブを識別するための最も重要な情報源です。分かりやすいタイトルは、ユーザーが目的のページを素早く見つけるのに役立ちます。
  • ブックマーク: ユーザーがWebページをブックマークする際、titleタグの内容がデフォルトのブックマーク名として使用されることが一般的です。簡潔で覚えやすいタイトルは、ブックマークの整理にも役立ちます。
  • ソーシャルメディアでの共有: Webページがソーシャルメディアで共有される際、titleタグの内容が投稿のタイトルとして表示されることがあります。魅力的で共有されやすいタイトルは、Webサイトへの流入を増やす可能性があります。

効果的なtitleの書き方

効果的なtitleタグを記述するためには、以下の点に注意することが重要です。

  • ページの内容を的確に表現する: タイトルは、そのページに何が書かれているかを正確に伝える必要があります。誤解を招くようなタイトルは避けるべきです。
  • 重要なキーワードを盛り込む: ターゲットとするキーワードをタイトルの前半に含めることが推奨されます。ただし、不自然なキーワードの羅列は避けましょう。
  • 簡潔で分かりやすい表現を心がける: 長すぎるタイトルは途中で省略されて表示される可能性があるため、32文字程度(全角16文字程度)を目安に、簡潔で分かりやすいタイトルを心がけましょう。
  • サイト名を付与する: 通常、タイトルの末尾に区切り文字(-| など)で区切ってサイト名を含めることが一般的です。これにより、ユーザーはどのサイトのページであるかをすぐに認識できます。
  • 各ページで固有のタイトルを設定する: Webサイト内のすべてのページで異なる、そのページ固有の内容を表すタイトルを設定することが重要です。

titleタグを使用する際の注意点

  • <head>タグ内に記述する: titleタグは、必ずHTMLドキュメントの<head>タグ内に記述する必要があります。<body>タグ内に記述しても正しく認識されません。
  • 1つの<title>要素: 各HTMLドキュメントには、1つだけ<title>要素が存在する必要があります。
  • テキストコンテンツのみ: titleタグ内に記述できるのはテキストコンテンツのみです。画像や他のHTML要素を含めることはできません。
  • 特殊文字のエスケープ: タイトルに <> などの特殊文字を含める場合は、HTMLエンティティ(&lt;&gt; など)にエスケープする必要があります。

titleタグの記述例

以下に、様々なWebページのtitleタグの記述例を示します。

  • トップページ: 〇〇株式会社 - 公式サイト
  • 製品紹介ページ: 製品名 - 〇〇株式会社
  • ブログ記事: 記事タイトル | 〇〇ブログ
  • お問い合わせページ: お問い合わせ - 〇〇株式会社
  • 特定の商品ページ: 商品名 - カテゴリ - 〇〇オンラインストア

まとめ

titleタグは、Webページの顔とも言える重要な要素であり、SEOとユーザビリティの両方に大きな影響を与えます。
ページの内容を的確に表し、重要なキーワードを含みつつ、簡潔で分かりやすいタイトルを設定することが、Webサイトの成功に繋がります。
この記事を参考に、各ページに最適化された効果的なtitleタグを作成してください。

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