Javaのリストに要素を追加する3つの方法！(add,addAll)

Javaのリスト(ArrayList)に要素を追加する方法について書いています。
リストに要素を追加するには、下記のメソッドを使います。

載せているコードについては、OpenJDKのバージョン19で動作を確認しました。

addメソッドで要素を追加する

単純にリスト(ArrayList)の末尾に値を追加したいときには、addメソッドを使うと良いです。

import java.util.ArrayList;

public class AddListTest {
    public void exec() {
        ArrayList<String> fruits = new ArrayList<String>();
        fruits.add("apple");
        fruits.add("banana");
        fruits.add("grape");

        for (String fruit : fruits) {
            System.out.println(fruit);
        }
    }
}

最初にリストを作るためにjava.util.ArrayListをインポートしています。
execメソッドで処理をしています。

まず、fruits変数に文字列を入れるリスト(ArrayList)を作っています。
その次の処理でfruitsリストに対して、addメソッドを使って、文字列を追加しています。

addメソッドに渡しているのが、追加したい要素になります。
fruitsリストの末尾に要素が順番に追加されます。

最後にfruitsリストをfor文でループして、値を出力しています。
プログラムを実行すると、下記のように表示されました。

apple
banana
grape

リストに値が追加されたことが確認できました。

addメソッドでリストの途中に追加する

リストの途中に追加するときにも、addメソッドを使うことができます。
引数の1番目に追加したい要素番号を渡します。

例えば、下記のように使うことができます。

import java.util.ArrayList;
import java.util.Arrays;

public class AddListTest {
    public void exec() {
        ArrayList<String> fruits = new ArrayList<String>(Arrays.asList("orange", "grape", "lemon"));
        fruits.add(2, "apple");

        for (String fruit : fruits) {
            System.out.println(fruit);
        }
    }
}

最初にリストを使うためのimport文を書いています。
execメソッドで、addメソッドを使う処理をしています。

まず、fruitsリストに対して、3つの文字列でリストを作成しました。
次の処理で、要素番号を指定して、addメソッドを使っています。
渡しているのは、第1引数に要素番号、第2引数に入れたい要素です。

要素番号として「2」を渡しているので、リストを先頭から数えて、2番目の位置の「grape」の後に入ります。
最後にfruitsリストの要素を出力しました。
プログラムを実行すると、下記のようになりました。

orange
grape
apple
lemon

指定した場所に「apple」が入ったことが確認できました。

addAllメソッドでリストから要素を追加する

addAllメソッドを使うことで、他のリストから要素を追加することができます。

例えば、下記のように使うことができます。

import java.util.ArrayList;
import java.util.Arrays;

public class AddListTest {
    public void exec() {
        ArrayList<String> fruits1 = new ArrayList<String>(Arrays.asList("apple", "grape", "orange"));
        ArrayList<String> fruits2 = new ArrayList<String>(Arrays.asList("banana", "melon", "grape"));
        fruits1.addAll(fruits2);

        for (String fruit : fruits1) {
            System.out.println(fruit);
        }
    }
}

最初にjava.util.ArrayListをインポートして、リストを使えるようにしています。
java.util.Arraysはリストを作成するためにインポートしました。
execメソッドで、addAllメソッドを使っています。

最初にfruits1変数・fruits2変数に対して、3つの文字列でリストを作成しています。
次の処理で、fruits1リストからaddAllメソッドを呼び出しています。
引数として渡しているのは、追加したいリストになります。

今回はfruits2リストをaddAllメソッドに渡しています。
こうすると、fruits1リストにfruits2リストの要素が全て追加されます。

最後にfruits1リストを要素がある間、for文でループ処理して要素を出力しています。
プログラムを実行すると、下記のように出力されました。

apple
grape
orange
banana
melon
grape

fruits1リストに対して、fruits2リストの要素が全て追加されていることが確認できました。

リストに要素を追加する方法まとめ

今回はJavaのリストに要素を追加する方法について書きました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。