JavaScriptのsplitメソッドの使い方！文字列を分割する

JavaScriptで文字列を指定された区切り文字で分割し、配列として返すsplitメソッドについて解説します。

splitメソッドを使うと、文字列を簡単に分割して配列に変換できます。
CSVデータを配列に変換したり、URLをパスごとに分割したりする場合に便利です。

splitメソッドの基本的な使い方

splitメソッドは、文字列を指定された区切り文字で分割し、配列として返します。
基本的な構文は以下のとおりです。

string.split(separator, limit)

• separator: 区切り文字（省略可能）。
  • 文字列または正規表現を指定します。
  • 省略した場合、文字列全体を要素とする配列が返されます。
• limit: 分割後の配列の要素数（省略可能）。
  • 0以上の整数値を指定します。
  • 指定した数以上の要素は切り捨てられます。

文字列を区切り文字で分割する

文字列をsplitメソッドを使って分割します。

const str = 'apple,banana,orange';

const arr = str.split(',');

console.log(arr); // 結果：['apple', 'banana', 'orange']

str変数に文字列を代入しています。

そして、str変数からsplitメソッドを呼び出して、区切り文字(,)を渡しました。
これで、「,」で分割してくれて、分割した結果が配列で返ってきます。

コンソールログで出力すると、「,」で分割されて、3つの要素が配列に入っていることが確認できました。

区切り文字を省略する

区切り文字を省略してみます。
区切り文字を省略すると、文字列全体を要素とする配列が返されます。

const str = 'apple,banana,orange';

const arr = str.split();

console.log(arr); // 結果：['apple,banana,orange']

この例では、区切り文字を指定せずにsplitメソッドを呼び出しています。
出力すると、文字列全体がひとつの配列に入って返ってきます。

分割後の配列の要素数を制限する

第2引数limitを指定することで、分割後の配列の要素数を制限できます。

const str = 'apple,banana,orange';

const arr = str.split(',', 2);

console.log(arr); // 結果：['apple', 'banana']

最初と同様のコードですが、splitメソッドの第2引数に「2」を指定しています。
これで分割後の配列の要素数が2つになります。

コンソールログで出力すると、最初の2つだけが分割されて配列に入っていることが確認できます。

正規表現を区切り文字に使う

正規表現を指定することも可能です。
正規表現を区切り文字に使うことで、より複雑な分割が可能です。

const str = 'apple,banana orange peach,grape';

const arr = str.split(/,| /);

console.log(arr); // 結果：['apple', 'banana', 'orange', 'peach', 'grape']

str変数の文字列は、「,」と空白文字で区切られた文字列になっています。
splitメソッドを呼び出して、正規表現で「,」または空白文字で文字列を分割するように指定しています。

結果、2つの区切り文字で分割されて、5つの配列要素ができていることが確認できました。

JavaScriptのsplitメソッドの使い方まとめ

今回はJavaScriptのsplitメソッドの使い方について解説しました。
この記事の内容をまとめます。