Pythonで文字列を操作する(結合/置換/分割/含む/変換)

Python Python

Pythonで文字列を操作する方法をまとめました。
Pythonで下記の文字列操作について書いています。

・文字列結合(連結)
・文字列置換
・文字列分割
・文字列を含むか検索
・文字列と数値を変換

サンプルコードはPythonのバージョン3.10.5で動作を検証しています。

文字列を結合する

Pythonで文字列を結合するときには、プラス演算子を使います。
下記のように、プラス演算子を使うことで文字列を結合することが可能です。

fruits = 'apple ' + 'orange '
fruits += 'banana '
fruits += 'grape'
print(fruits) # apple orange banana grape

最初にfruits変数に対して、文字列を代入しています。
代入している内容は「apple 」と「orange 」をプラス演算子(+)で結合した文字列です。

その後に「+=」を使って、fruits変数の末尾に文字列を追加しています。
追加している内容は、「banana 」と「grape」です。

fruits変数の結合した文字列をprint関数で出力しました。
結果「apple orange banana grape」が出力されます。文字列が結合されていることが確認できました。

文字列を置換する

Pythonで文字列を置換するときには、replaceメソッドを使います。
例えば、下記のように使用することが可能です。

text = "apple banana orange grape"
result = text.replace("apple", "peach")

print(result) # peach banana orange grape

最初にtext変数に文字列「apple banana orange grape」を代入しています。

その後に、文字列が入ったtext変数から、replaceメソッドを呼び出しています。
replaceメソッドに渡している内容は、第1引数に「apple」で第2引数に「peach」です。
第1引数が置換対象の文字列で、第2引数が置換後文字列です。

「apple」が「peach」に置換されて、置換後の文字列が返り値になります。
result変数で、返り値を受け取って、print関数で出力しました。

文字列を分割する

Pythonで文字列を分割するときには、splitメソッドを使います。
例えば、下記のように使用することが可能です。

text = "apple,banana,orange,grape"
result = text.split(",")

print(result) # ['apple', 'banana', 'orange', 'grape']

最初にtext変数に文字列「apple,banana,orange,grape」を代入しています。

その後に、文字列が入ったtext変数から、splitメソッドを呼び出しています。
splitメソッドに渡している内容は、区切り文字になります。
分割対象の文字列を分割する箇所の文字です。今回は「,」を指定しました。

そうすると、splitメソッドの呼び出し元の文字列が「,」で分割されて、リストとして返ってきます。
リストで返ってきた内容をresult変数で受け取っています。

print関数で出力すると、「['apple', 'banana', 'orange', 'grape']」が出力され、リストになって分割されていることが確認できました。
文字列の分割について、こちらの記事に詳細を書いたので、確認してみてください。
Pythonで文字列を分割する4つの方法!(split)
Pythonで文字列を分割する方法について書いています。 文字列を分割する場合には、下記のメソッドや演算子を使います。 ・splitメソッド ・rsplitメソッド ・splitlinesメソッド ・re.splitメソッド サンプルコード...

文字列を含むか検索する

Pythonで文字列を含むか検索して確認する方法として、in演算子を使うことができます。
例えば、下記のように使います。

text = "apple banana orange"

if "banana" in text:
    print("bananaを含んでいます。")
else:
    print("bananaを含んでいません。")

最初にtext変数に文字列「apple banana orange」を代入しています。

その後に、if文を書いていますが、そこでin演算子を使っています。
in演算子の左側に検索する文字列を書いて、右側に検索対象の文字列を書きます。
今回は、「apple banana orange」を「banana」で検索します。

見つかった場合には、Trueになって、if文の中の処理が行われます。
「banana」は検索対象文字列にあるので、「bananaを含んでいます」を出力して、処理が終了します。

文字列と数値を相互変換

Pythonで文字列を数値に、数値を文字列に相互に変換する方法について書いています。

文字列を数値に変換する

文字列を数値に変換する方法として、int関数があります。
int関数に文字列の数値を渡すと、数値に変換してくれます。

numberText = "777"
print(type(numberText)) # <class 'str'>

number = int(numberText)
print(type(number)) # <class 'int'>
print(number) # 777

numberText変数に文字列の「777」を代入しています。
type関数を使って、型を出力すると、文字列型になっています。(<class 'str'>)

次に、int関数にnumberText変数を渡して、数値に変換しています。
変換した内容をnumber変数で受け取ります。
type関数を使って、型を出力すると、整数型になっています。(<class 'int'>)

値を出力すると、777が出力されて、元の文字列が数値になっていることが確認できました。

数値を文字列に変換する

数値を文字列に変換する方法として、str関数があります。
str関数に数値を渡すと、文字列に変換してくれます。

number = 777
print(type(number)) # <class 'int'>

numberText = str(number)
print(type(numberText)) # <class 'str'>
print(numberText) # 777

numberText変数に数値の「777」を代入しています。
type関数を使って、型を出力すると、整数型になっています。(<class 'int'>)

次に、str関数にnumber変数を渡して、文字列に変換しています。
変換した内容をnumberText変数で受け取ります。
type関数を使って、型を出力すると、文字列型になっています。(<class 'str'>)

値を出力すると、777が出力されました。
元の値のまま、数値が文字列になっていることが確認できました。

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