Rubyの学習におすすめの本を4つ紹介しています。
Rubyについて簡単に説明して、その後におすすめの本を紹介しました。
最後にRubyを「どの本で学ぶのが良いか」の考察をまとめていますので、確認してみてください。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
Rubyとは?本が必要?
Rubyはオブジェクト指向のプログラミング言語。
まつもとゆきひろさんによって開発され、1995年に公開されました。
Webアプリケーションや業務システム開発・ゲーム開発など、さまざまなところで使われることがあるようです。
Webの方で言うと、Ruby on RailsというWebアプリケーションフレームワークが有名です。
Webアプリケーション開発のいろんな現場で使用されています。
筆者はWeb開発歴が長いですが、実務で使ったことはなく、本を一冊購入して学んでみた程度です。
そのときには、コードが書きやすくみやすいなといった印象でした。
Rubyでの開発も一度やってみたいところです。
本があると、体系的に学べるため良いです。
特に初心者の方は、本を読んで学んでいくと良いのではないでしょうか。
Rubyの学習におすすめの本4選
Rubyの学習におすすめな本を4つピックアップしました。
ゼロからわかる Ruby 超入門
「ゼロからわかる Ruby 超入門 (かんたんIT基礎講座)」を確認しました。
五十嵐 邦明さんと松岡 浩平さんが書かれていて、技術評論社から2018年11月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本は下記のような方を対象読者としているとのこと。
・ほかの言語を使ったことがあるが、Rubyは初めての方
・Railsを学んで、その基礎のRubyを学びたい方
著者はRubyプログラマーを続けながら、大学の社会学部で初めてプログラミングを学ぶ学生へ向けて講義をした経験があるとのこと。
この経験をもとにわかりやすく説明し、かつ実用的で役立つ内容を選んでいるとのことです。
また、この本はRuby作者のまつもとゆきひろさんにもフィードバックをいただいているとのことです。
「目次」を確認して
1章から11章までで、構成されています。
1章でRubyの特徴や歴史などの概要を学んで、環境構築などを行うようです。
2章で簡単なプログラムを書きながら、四則演算や文字列・オブジェクトなどを学ぶようです。
3章で条件を分岐するためのifなどの制御構文を学びます。
4章から配列・メソッド・ハッシュ・クラス・モジュールなどを学んでいきます。
10章で簡単なWebアプリを作って、最後の11章ではちょっと高度な内容について書かれているようです。
目次を見ると簡単な言葉を使って書かれているなという印象を受けました。
初心者の方でも学習に取り掛かりやすそうです。
たのしいRuby 第6版
「たのしいRuby 第6版」を確認しました。
高橋 征義さん、後藤 裕蔵さんが書かれていて、SBクリエイティブから2019年3月に出版されています。
Ruby作者のまつもとゆきひろさんが監修しているとのことです。
筆者が昔読んだことのある本です。
「はじめに」を確認して
Rubyはプログラミングを楽しくするための言語ということで紹介されています。
この本では、今までプログラミングをしたことがないという方でもRubyの使い方がつかめるように丁寧に解説をしているとのことです。
「目次」を確認して
1章から23章までで、構成されています。
それぞれ、大まかに4部で構成されているとのことです。
1部では「Rubyをはじめよう」とのことで、Rubyの実行方法やプログラムの基本的な構成について確認していくようです。
2部では変数・配列・繰り返し・条件分岐・メソッド・クラスなど、基本的な文法をしっかりと学んでいくようです。
3部ではNumeric・Array・Stringなどの標準クラスについて、詳細な解説があるようです。
最後の4部ではRubyを使って実用的なプログラムを書いてみるとのことです。
全体的にしっかりとRubyについておさえられている印象を受けました。
独習Ruby 新版
「独習Ruby 新版」を確認しました。
山田 祥寛さんが書かれていて、翔泳社から2021年9月に出版されています。
「はじめに」を確認して
Rubyの歴史やRuby on Railsについて書かれています。
この本では、Rubyに興味を持ち、基礎からきちんと学びたいと言う人に最初の一歩を提供するとのことです。
「目次」を確認して
1章から11章までで、構成されています。
1章でRubyの概要を学んで、開発環境を準備するようです。
2章から基本文法を学んでいきます。変数・データ型・配列・演算子・制御構文と学んでいきます。
5〜7章では文字列・配列・正規表現・ファイル操作などの標準ライブラリについて学びます。
最後の11章では高度なプログラミングとして、マルチスレッド処理・メタプログラミングについて取り上げられているようです。
Effective Ruby
「Effective Ruby」を確認しました。
Peter J.Jonesさんが書かれていて、長尾 高弘さんが翻訳しています。
翔泳社から2015年1月に出版されています。
「序文」を確認して
この本では、基本文法の解説や高度な実践は行なっていないとのこと。
クラッシュせずにメンテナンスが楽で、高速なRubyアプリケーションを書くためのベストプラクティスを紹介しているとのことです。
「目次」を確認して
1章から8章までで、構成されています。
もっとより良いRubyプログラムを書くための、トピックスが48個用意されているようです。
「紛らわしい構文には注意しよう」・「HashではなくStructを使おう」・「モジュール・クラスフックを使いこなそう」など、実際にRubyを使うときに知っておくと良い内容が書いていそうでした。
Rubyのおすすめ本のまとめ
今回紹介した本をまとめました。
タイトル | 出版社 | 価格(Kindle) | ページ数 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
ゼロからわかる Ruby 超入門 | 技術評論社 | 2,592円 | 288ページ | 初心者 |
たのしいRuby 第6版 | SBクリエイティブ | 2,574円 | 520ページ | 初心者〜中級者 |
独習Ruby 新版 | 翔泳社 | 3,168円 | 608ページ | 中級者〜上級者 |
Effective Ruby | 翔泳社 | 3,400円 | 216ページ | 中級者〜上級者 |
Rubyの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
今回はRubyの学習におすすめの本を紹介しました。
最後に今回おすすめした本を、筆者の独断と偏見でどれが良いか考えてみます。
まず、本当に初心者の方は「ゼロからわかる Ruby 超入門」が良さそうです。
難しい言葉があまり使われていない印象で、初心者の人にもわかりやすいのではないかと思いました。
初心者の人の最初の1冊目として、良さそうな気がします。
他の言語に慣れている方は「たのしいRuby 第6版」や「独習Ruby 新版」を読んで学んでいくと良さそうだなと感じました。
どちらもRubyの機能について、しっかりとおさえられてそうです。
最後に「Effective Ruby」はベストプラクティスを考えるための本です。
実際の開発者の方は、目次のトピックスの内容を確認して、気になる項目があれば購入すると学びがあるのではないかと思います。
いろいろ書きましたが、人によって「読みやすい・読みにくい」と感じることがあるかと思います。
Amazon試し読みや書店で、一度確認してみてください。
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