Go言語の学習におすすめの本を4つ紹介しています。
最初にGoについて簡単に説明して、その後におすすめの本を紹介しました。
そして、最後にGoを「どの本で学ぶのが良いか」の考察をまとめています。
筆者の観点からレベル別に初級者・中級者・上級者向けを分けて考えてみました。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
Go言語とは?
Goは2009年にGoogleがリリースしたプログラミング言語。
高速な処理が可能なことや、シンプルで理解しやすい構文が注目を集めているようです。
Webサービスの開発やスマートフォンアプリ開発、ドローンやロボットなどのIoT開発に使うことができます。
TIOBEプログラミング言語ランキングでは10位に位置しています。
Goの学習におすすめの本4選
Goの学習におすすめな本を4つピックアップしてみました。
たった1日で基本が身に付く! Go言語 超入門
「たった1日で基本が身に付く! Go言語 超入門」を確認しました。
清水 美樹さんが書かれていて、技術評論社から2020年10月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本では、Go言語のプログラミング初心者を読者と想定して書いているとのこと。
最初に「そもそも、プログラミングとは何か」という解説から始めているとのこと。
そして、「最初のプログラムが動くまで」に何をやっているかがわかると、心強いとのことです。
「目次」を確認して
1章から8章までで、構成されています。
1章でGoの概要を確認して、開発環境を作るようです。
2章でデータ型について学んで、3章で制御文(for/if/switchなど)について学んでいきます。
4章から関数・構造体・ポインタと学びます。
7章でGoでプログラミングをするときの注意点を確認して、最後の8章で入出力や画像処理・並列処理のプログラムを学ぶようです。
初心者向けのGo入門書になっています。
Go言語 ハンズオン
「Go言語 ハンズオン」を確認しました。
掌田 津耶乃さんが書かれていて、秀和システムから2021年3月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本では、実際に手を動かしながらアプリケーションを作成しつつ、学んでいくということです。
サンプルとして、下記のようなアプリケーションを作成していくとのこと。
・超簡易エディタ
・Webスクレイピングツール
・YouTube管理のWebアプリケーション
作成していく中で「Goという言語は何ができるか、どう使うのか」ということを体感できるとのことです。
「目次」を確認して
1章から6章までで、構成されています。
1章でGoを使うための環境構築を行います。エディタとしてVSCodeを使っていくようです。
2章からGoの基本文法を学んでいきます。変数・制御構文(if/switch/forなど)・関数などを学びます。
3章で高度な文法として、ポインタ・構造体・インターフェースや並行処理を学ぶようです。
4章ではFyneを使ってGUIアプリケーションを開発するようです。
5章ではデータアクセス、6章ではWebサーバープログラムを学びます。
初めてのGo言語
「初めてのGo言語 – 他言語プログラマーのためのイディオマティックGo実践ガイド」を確認しました。
Jon Bodnerさんが書かれていて、武舎 広幸さんが翻訳しています。
オライリージャパンから2022年9月に出版されています。
「Amazonページ」を確認して
この本では、Goの基本機能を明快で簡潔に説明しつつ、イディオマティックなGoコードの書き方やGoプロジェクトの設計方法を解説しているとのこと。
ページの中身は試し読みすることができませんでした。
「目次」を確認して
目次は公式ページのこちらで確認することができます。
1章から15章までで、構成されているようです。
1章でGo開発環境の作成について学んで、2章で型や宣言・変数宣言など、基本的なところから学んでいくようです。
3章で配列・マップ・構造体、4章で制御構造(ブロック/if/for/switch)などを学びます。
そして、5章から関数・ポインタ・型・メソッド・インターフェース・エラー処理などを学んでいきます。
全体的に言語仕様をしっかりと学んでいけそうです。
みんなのGo言語
「みんなのGo言語」を確認しました。
松木 雅幸さんを含め7名で書かれていて、技術評論社から2019年8月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本は、Goに関するさまざまな便利な使い方やトピックスについて、Goを使って現役で開発をしているエンジニアたちが紹介してくれているとのことです。
書籍の中ではGo言語の文法などにはあえて触れていないとのことです。
普段から業務でGoを活用している開発者たちが「知っておくべき」・「ハマりやすいので注意」・「これは便利」と思ったことについて解説しているとのこと。
「目次」を確認して
1章から7章までで、構成されています。
1章でGoの開発環境構築などを行うようです、2章ではマルチプラットフォームで動作する社内ツールの作り方ということで、社内ツールについて書かれているようです。
3章では実用的なアプリケーションを作るためにということで、バージョン管理や効率的なI/Oなどについて記載があるようです。
4章ではコマンドラインツールについて、5章ではreflectについて扱うようです。
6章ではGoのテストについてで、7章でデータベースの取り扱いとなっているようです。
現場で使っている人が、それぞれ重要なことについて書かれているようです。
Goのおすすめ本のまとめ
今回紹介した本をまとめました。
タイトル | 出版社 | 価格 | ページ数 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
たった1日で基本が身に付く! Go言語 超入門 | 技術評論社 | 2,592円 | 340ページ | 初心者 |
Go言語 ハンズオン | 秀和システム | 1,386円 | 444ページ | 中・上級者 |
初めてのGo言語 | オライリージャパン | 3,960円 | 464ページ | 中・上級者 |
みんなのGo言語 | 技術評論社 | 2,278円 | 184ページ | 上級者 |
Goの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
最後に今回おすすめさせてもらった本について総括します。
筆者の独断と偏見から、個人のレベル別に最終的におすすめの本を考えてみました。
プログラムをあまりやったことのない初心者は、まず「たった1日で基本が身に付く! Go言語 超入門」で学ぶのが良いのではないでしょうか。
「プログラミングとは何か」というところからやっていくということで、タイトル通り「超入門」になっていそうです。
手を動かして学んでいきたい人は「Go言語 ハンズオン」で学ぶと良さそうです。
サンプルプログラムをしっかりと作成しつつ、言語仕様をおさえていけそうです。
「初めてのGo言語」はオライリーから出ていて、Go言語の詳細な内容も書かれてそうな書籍です。
他の言語を学んだことのある方で、言語仕様の細かい内容まで踏み込んで学んでいきたい時には、こちらが良さそうです。
「みんなのGo言語」は現場で使われている方が、重要なトピックスや便利な使い方について紹介してくれています。
実際に現場で使っていきたい人や、目次を確認して気になる内容があるときには読んでみると、スキルアップにつながりそうです。
いろいろ書きましたが、読みやすい・読みにくいなど、人によって評価が変わってくるかと思います。
ぜひ、Amazonの試し読みや書店などで、いろんな書籍を確認してみてくださいね。
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