JavaScriptのsliceの使い方！文字列の一部を取り出す

JavaScriptで文字列の一部を取り出すsliceメソッドについて書いています。

sliceメソッドを使うと、文字列から指定した範囲の部分文字列を抽出できます。
文字列から特定の部分を取り出したい場合に便利です。

sliceメソッドの基本的な使い方

sliceメソッドは、文字列から指定した範囲の部分文字列を抽出し、新しい文字列を返します。
基本的な構文は以下のとおりです。

string.slice(beginIndex, endIndex)

• beginIndex: 部分文字列の開始位置（必須）。
  • 0以上の整数値を指定します。
  • 負の値を指定した場合、文字列の末尾からの位置として扱われます。
• endIndex: 部分文字列の終了位置（省略可能）。
  • beginIndexより大きい整数値を指定します。
  • 省略した場合、文字列の末尾までが抽出されます。
  • 負の値を指定した場合、文字列の末尾からの位置として扱われます。

文字列の一部を取り出す

文字列の一部をsliceメソッドを使って取り出してみます。

const str = 'Hello World!';

console.log(str.slice(0, 5)); // 結果：Hello
console.log(str.slice(6)); // 結果：World!

console.log(str); // 結果：Hello World!

str変数を作成して、文字列を代入しました。
そして、str変数からsliceメソッドを使って、部分文字列を取り出しています。

最初の例では、0と5をsliceメソッドに渡して、0番目から5番目までの部分文字列を取り出しています。
2つ目の例では、第2引数は指定せずに開始位置のみを指定して、6番目から末尾までの部分文字列を取り出しています。

それぞれ、元の文字列の一部を取り出せたことが確認できました。
また、str変数を出力すると、元の文字列は変わっていないことが確認できます。

負のインデックスを使う

sliceメソッドでは、負のインデックスを指定することで、文字列の末尾からの位置を指定できます。

const str = 'Hello World!';

console.log(str.slice(-6)); // 結果：World!
console.log(str.slice(-6, -1)); // 結果：World

str文字列から負のインデックスを使って、部分文字列を取り出しています。

最初の例では、末尾から6番目の文字から末尾までの部分文字列を取り出しています。
2つ目の例では、末尾から6番目の文字から末尾から1番目の文字までの部分文字列を取り出しています。

このように、マイナスの値を指定することで、末尾から数えた位置から文字列を取り出すことができます。

JavaScriptのsliceメソッドの使い方まとめ

今回はJavaScriptのsliceメソッドの使い方について解説しました。
この記事の内容をまとめます。