MySQLの学習におすすめの本を3つ紹介します。
最初にMySQLについて簡単に説明して、その後におすすめの本を紹介しています。
最後に、MySQLを「どの本で学ぶと良いか」の考えてまとめていますので、確認してみてください。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
MySQLとは?
MySQLはオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム。
略されてRDBMSと言われることもあります。
リレーショナルデータベース管理システムとして、MySQLを含め下記のソフトウェアが存在します。
・Postgre SQL
・Oracle Database
・Microsoft SQL Server
Webシステムを作るときには、欠かせないのがデータベースです。
筆者は業界歴13年ほどになりますが、基本的にWebシステムを作っている現場では、何らかのデータベースを使っています。
一時期MongodbなどのNoSQLがはやりましたが、今でもMySQLなどのデータベースを使って開発することがよくあります。
SQLとは?
前述したデータベースからデータを取得したり、更新したりするときに使うのがSQLというデータ操作言語です。
Webシステムなどを開発する業務に携わる場合には、SQLは学んでおきたい技術です。
MySQLの学習におすすめの本3選!
細かいところは前述したデータベース毎に違うことがあります。
ですが、大体は同じようにSQLを書くことができます。(標準のSQL規格があるため)
初心者の方は、それぞれのデータベースの本を読む前に、SQLやデータベースの概念など基本的な内容を学んでいくと良いかと考えます。
そのため、初心者の人は、まず下記の記事を確認してみてください。
(もしくは最初におすすめしている1冊目を確認してみてください。)
次項からは、筆者が確認して、MySQLについて書いている本を3つピックアップしました。
これからはじめる MySQL入門
「これからはじめる MySQL入門」を確認しました。
小笠原 種高さんが書かれていて、技術評論社から2018年5月に出版されています。
「はじめに」を確認して
こちらの書籍はMySQLに初心者に向けた書籍とのこと。
実際にMySQLを使って、コマンドを実行することで、手を動かして覚えていくようです。
実行環境にはVirtualBoxを使います。
数ページ確認しましたが、イラストも適度に入っていて読みやすそうです。
「目次」を確認して
Chapter1からChapter15までで、構成されています。
Chapter1でMySQLの概要を学んで、Chapter2で開発環境の準備。
Chapter3からSQLを学んでいくようです。
演算子・関数・絞り込み・並べ替え・インデックスなど、MySQLを使った基本的な内容はしっかり学習できそうです。
最後にプログラムからデータベースに接続するのと、Webアプリを作成するようです。
詳解MySQL 5.7
「詳解MySQL 5.7 止まらぬ進化に乗り遅れないためのテクニカルガイド」を確認しました。
奥野 幹也さんが書かれていて、翔泳社から2016年8月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本はMySQL5.7についての解説書とのこと。
MySQL5.7には170を超える機能追加・変更があったということです。
この機能について、ひととおり解説することを目的としているとのこと。
それぞれの機能が、どのような課題を解決するのか、いつ使うのかなどが読めば理解できると記載されています。
MySQL5.7を詳しく知りたい人に向けた書籍ですね。
現在は8.0ですが、5.7時点の機能を知ることで、勉強になりそうだなと感じました。
「目次」を確認して
第1章から第10章までで、構成されています。
第1章でMySQLの概要が説明されていています。
第2章からレプリケーションやオプティマイザ、InnoDB、パフォーマンススキーマ・sysスキーマなどが解説されているようです。
パーティショニングやセキュリティに関する章もあります。
MySQL5.7時点の機能が詳しく書かれている印象です。
MySQL徹底入門 第4版
「MySQL徹底入門 第4版 MySQL 8.0対応」を確認しました。
yoku0825さんを含め8名で書かれていて、翔泳社から2020年7月に出版されています。
「Amazonページ」を確認して
最新のMySQL8.0対応していて、初心者からDBシステム管理者まで、MySQLを使う全てのユーザーに役立つとのこと。
分かりやすい丁寧な説明で、実際に手を動かして学習できると書いています。
巻末に逆引きできるMySQL辞典がついているとのことです。
「目次」を確認して
1章から14章までで構成されています。
1章でMySQLの概要などを解説して、2章でインストールをするようです。
Linux・Windows・macOS、Dockerなど、さまざまな環境で利用できるようです。
3章から入門して、データ型・関数・ユーザー管理などを学んでいきます。
10章では、Python/Java/PHP/Ruby/Perl/Goのそれぞれの言語で、MySQLへ接続してみるようです。
運用でのクエリチューニングやレプリケーションなど、詳しい内容も書いていて良いですね。
ですが、初心者の方は、読みきれずに挫折しそうな気がしました。
MySQLのおすすめ本のまとめ
今回紹介した本をまとめました。
タイトル | 出版社 | 価格 | ページ数 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
これからはじめる MySQL入門 | 技術評論社 | ¥3,278 | 400ページ | 初心者 |
詳解MySQL 5.7 | 翔泳社 | ¥3,960 | 376ページ | 中・上級者 |
MySQL徹底入門 第4版 | 翔泳社 | ¥3,068 | 531ページ | 中・上級者 |
MySQLの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
今回はMySQLの学習におすすめの本を紹介しました。
最後に筆者の独断と偏見から、どれがいいか考えてみます。
まず、初心者の方はSQLや概念から身につけていった方が良いと思うので「これからはじめる MySQL入門」はどうでしょうか。
初心者向けで分かりやすそうです。
また、先ほど紹介したこちらの記事で、SQLと概念を学べる本を紹介しているので合わせて確認してみてください。
SQLや概念がわかっている方は「詳解MySQL 5.7」や「MySQL徹底入門」を読むと、MySQLについて詳しくわかって良さそうです。
「詳解MySQL 5.7」は詳解とタイトルに書いてあるとおり、目次を見ると詳しく機能が理解できそうな気がしました。
「MySQL徹底入門 第4版」は最新のMySQL8.0に対応しているので、新しい情報も記載されていて良いのではないでしょうか。
いろいろ書きましたが、人によって「読みやすい・読みにくい」と感じることがあるかと思います。
Amazon試し読みや書店で、一度確認してみてください。
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