PHPのarray_fill_keys
関数について書いています。
array_fill_keys
関数は、指定されたキー(配列)を使って、同じ値で埋めた新しい配列を作成します。
この関数を使うと、特定のキーを持つ配列を初期化したり、特定のキーと値を繰り返し含む配列を作成したりする場合に便利です。
例えば、設定ファイルのデフォルト値を配列で作成したり、特定のキーに対する同じ初期値を設定したりできます。
array_fill_keys関数の基本的な使い方
array_fill_keys
関数は、指定されたキーを値で埋めた新しい配列を作成します。
基本的な構文は以下のとおりです。
array_fill_keys(array $keys, mixed $value): array
$keys
: キーとして使用する配列。- 文字列または整数の値を要素とする配列を指定します。
- 配列の要素が一意でない場合、キーが上書きされます。
$value
: 埋める値。- 任意の型の値を指定できます。
array_fill_keys関数の戻り値
array_fill_keys
関数の戻り値は、指定されたキーと値で埋められた新しい配列です。
$keys
が空の配列の場合、空の配列を返します。
指定したキーで同じ値を埋めた配列を作成する
指定したキーで、同じ値を埋めた配列を作成します。
<?php
$keys = ['apple', 'banana', 'orange'];
$value = 100;
$result = array_fill_keys($keys, $value);
print_r($result);
// 結果:Array ( [apple] => 100 [banana] => 100 [orange] => 100 )
最初に配列のキーにする$keys
配列を作成しています。
そして、$value
は配列に設定する値です。
次の処理でarray_fill_keys
関数を使って、$keys
配列の各要素をキーとし、$value
の値で埋めた配列を作成しています。
結果を確認すると、配列のキーが指定した$keys
の値になって、値が$value
になっていることが確認できます。
数値キーと文字列キーを混在させた配列を作成する
数値と文字列のキーを混ぜた配列を作成します。
<?php
$keys = [1, 'apple', 3, 'banana'];
$value = 'test';
$result = array_fill_keys($keys, $value);
print_r($result);
// 結果:Array ( [1] => test [apple] => test [3] => test [banana] => test )
?>
配列のキーにする$keys
配列に数値と文字列を設定しています。
配列に設定する値($value
)は文字列です。
そしてarray_fill_keys
関数を使って、数値キーと文字列キーを混在させた配列を作成しています。
結果を出力すると、キーに数値と文字列が設定されていることが確認できました。
array_fill_keys関数を使うメリット
array_fill_keys
関数を使う主なメリットは以下のとおりです。
- 配列の初期化: 配列を特定のキーと値で初期化できます。
- 特定のキーと値を繰り返し含む配列の作成: 特定のキーと値を繰り返し含む配列を簡単に作成できます。
- コードの簡潔化: ループ処理を記述する必要がなく、コードが簡潔になります。
- 可読性の向上: コードの意図が明確になり、可読性が向上します。
PHPのarray_fill_keys関数の使い方まとめ
今回はPHPのarray_fill_keys
関数の使い方について解説しました。
この記事の内容をまとめます。
・`$keys`はキーとして使用する配列。
・`$value`は埋める値。
・特定のキーを持つ配列を初期化したり、特定のキーと値を繰り返し含む配列を作成したりする場合に便利。
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