PostgreSQLの学習におすすめの本を3つ紹介します。
最初にPostgreSQLについて簡単に説明して、その後におすすめの本を紹介しています。
最後に、PostgreSQLを「どの本で学ぶと良いか」の考えてまとめていますので、確認してみてください。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
PostgreSQLとは?
PostgreSQLはオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム。
MySQLと同じくオープンソースですね。
リレーショナルデータベース管理システムは、RDBMSと省略されることもあります。
リレーショナルデータベース管理システムとして、PostgreSQLを含め下記のソフトウェアが存在します。
・Postgre SQL
・Oracle Database
・Microsoft SQL Server
Webシステムを作るときには、欠かせないのがデータベースです。
筆者はWebシステムの開発に携わっていますが、基本的にWebシステムを作っている現場では、何らかのデータベースを使っています。
SQLとは?
前述したデータベースからデータを取得したり、更新したりするときに使うのがSQLというデータ操作言語です。
Webシステムなどを開発する業務に携わる場合には、SQLは学んでおきたい技術です。
PostgreSQLの学習におすすめの本3選!
SQLの細かいところはデータベースごとに違うことがあります。
ですが、大体は同じようにSQLを書くことができます。(標準のSQL規格があるため)
初心者の方は、それぞれのデータベースの本を読む前に、SQLやデータベースの概念など基本的な内容を学んでいくと良いのではないでしょうか。
そのため、初心者の人は、まず下記の記事を確認してみてください。
(もしくは、ピックアップした本のひとつめがいいかもしれません)
次項からは、筆者が確認して、PostgreSQLについて書いている本を3つピックアップしました。
データベース初心者のためのPostgreSQL教室
「データベース初心者のためのPostgreSQL教室」を確認しました。
目黒 聖さんが書かれていて、インプレスR&Dから2020年4月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この書籍では、データベース初心者がデータベースとは何かを、PostgreSQLの使い方を通して学習するとのこと。
筆者の方はPostgreSQLのユーザー少ないことを感じて、ユーザーを増やしたいという思いから執筆したとのことです。
下記のような方を対象にしているとのことです。
・データベースを使ったことはあるけど、PostgreSQLはよくわからないという人
・教育などで、PostgreSQLを使うために教材を探している人
・データベース経験があるけど、ブランクがあるので復習したい人
初心者の方向けの書籍ですね。
PostgreSQLユーザーが少ないとのことで、筆者も今までで参加したプロジェクトでPostgreSQLを使ったのは1回だけです…。
「目次」を確認して
第1章から第14章までで、構成されています。
第1章でデータベースの概念、第2章でPostgreSQLの概念を学ぶようです。
第3章でPostgreSQLをインストールします。
第4章からデータベースを作って、SQLでの基本操作・トランザクション・プログラムからPostgreSQLを使う方法などを学習していきます。
PostgreSQL徹底入門 第4版
「PostgreSQL徹底入門 第4版」を確認しました。
近藤 雄太さんと他4人が書いていて、石井 達夫さんが監修しています。
翔泳社から2019年10月に出版されています。
「はじめに」を確認して
本書は、日頃からPostgreSQLに関わっている執筆者陣が、豊富な経験や知識をもとに書いているとのことです。
PostgreSQLのインストール方法・SQLの使い方・アプリケーション作成・運用にいたるまでを紹介した解説書とのこと。
「目次」を確認して
1章から13章までで、構成されています。
1章ではPostgreSQLについての概要・歴史などを学ぶようです。
2章でインストールして、3章ではpgAdminの使い方を学びます。(pgAdminはGUIでデータベースを管理できるツールです)
4章でSQLを学んで、5・6章ではPHPでPostgreSQLを使ってアプリケーションを作るとのこと。
7章からPostgreSQLの仕組み・日本語の扱い・アクセス制御やレプリケーションなどを学んでいきます。
SQLを含め、PostgreSQLの全体について理解できそうな内容になっていそうです。
内部構造から学ぶPostgreSQL
「内部構造から学ぶPostgreSQL 設計・運用計画の鉄則」を確認しました。
上原 一樹さんと他3人が書いていて、技術評論社から2022年11月に出版されています。
「Amazonページ」を確認して
本書では下記の方を対象にして、PostgreSQLの設計・運用計画の鉄則を徹底解説しているとのこと。
・本格的にPostgreSQLの運用・管理や技術力の向上を図りたい人
既に使ったことがある人に向けた本ですね。
「目次」を確認して
1章から18章までで、構成されています。
1章で概念や歴史を学んで、2章からアーキテクチャの基礎、3章で各種ファイルの設定と学んでいきます。
ロール設計・バックアップ計画・レプリケーション・パフォーマンスチューニングなどについて書いているようです。
PostgreSQLのおすすめ本のまとめ
今回紹介したPostgreSQLの本をまとめました。
タイトル | 出版社 | 価格 | ページ数 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
データベース初心者のためのPostgreSQL教室 | インプレスR&D | ¥2,750 | 200ページ | 初心者 |
PostgreSQL徹底入門 第4版 | 翔泳社 | ¥3,608 | 392ページ | 中・上級者 |
内部構造から学ぶPostgreSQL | 技術評論社 | ¥3,520 | 537ページ | 中・上級者 |
PostgreSQLの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
今回はPostgreSQLの学習におすすめの本を紹介しました。
最後に筆者の独断と偏見から、どれがいいか考えてみます。
まず、初心者の方はSQLや概念から身につけていった方が良いのではないでしょうか。
そのため「データベース初心者のためのPostgreSQL教室」はいかがでしょうか。
または、先ほど紹介したこちらの記事で、SQLについて学べる書籍を紹介しているので確認してみてください。
SQLやデータベースの概念がわかった人は「PostgreSQL徹底入門」または「内部構造から学ぶPostgreSQL」を見てみると良さそうです。
いろいろ書きましたが、人によって「読みやすい・読みにくい」と感じることがあるかと思います。
Amazon試し読みや書店で、一度確認してみてください。
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