Pythonのリストに格納した要素を取得する方法について書いています。
載せているコードはPythonのバージョン3.10.5で確認しました。
要素番号(インデックス)を指定して取得する
リストの要素番号(インデックス)を指定することで、リストの要素を取得できます。
例えば、下記のように使います。
fruits = ['apple', 'grape', 'orange']
fruit = fruits[1]
print(fruit) # greap
最初にfruits変数に3つの果物名を入れて、リストを作成しました。
Pythonのリストは要素を0番目から数えます。
そのため、0番目は「apple」、1番目は「grape」、2番目は「orange」といった形になります。
fruits[1]
を指定して、fruitsリストから要素を取得しています。
取得した値を、fruit変数に代入しています。
1番を指定したので、grape
が返ってきて格納されます。
print関数で確認すると、「grape」が出力されました。
無事に1番目の要素が取り出せていますね。
末尾の値を取得する
マイナス値をリストに指定することで、リストの後ろから要素を取得することが可能です。
fruits = ['apple', 'grape', 'orange']
fruit = fruits[-1]
print(fruit) # orange
先ほどのプログラムのリストの指定値を変えました。
「fruits[-1]
」のように、-1
を指定することで、リストの末尾の要素が取得できます。
fruit変数で受け取って、print関数で確認すると、末尾の「fruit」が出力されました。
リスト要素を範囲で取得する
Pythonのリストは、要素を範囲で取得することが簡単にできます。
例えば、下記のように使うことができます。
fruits = ['apple', 'grape', 'orange', 'peach', 'cherry']
fruits = fruits[1:3]
print(fruits) # ['grape', 'orange']
最初にfruits変数に5つの果物名を入れて、リストを作成しました。
次の行で、fruitsリストから範囲でデータを取得しています。
「fruits[1:3]
」と指定しているので、要素の1番目から3番目までの間の要素が返ってきます。
返ってきた要素をfruitsリストで受け取っています。
print関数で出力すると「['grape', 'orange']
」の要素が、リストとして返ってきたことが確認できました。
先頭から指定値以降の要素を取得する
コロン(:
)の右側を省略することで、指定した値以降のリスト要素を取得できます。
fruits = ['apple', 'grape', 'orange', 'peach', 'cherry']
fruits = fruits[2:]
print(fruits) # ['orange', 'peach', 'cherry']
先ほどのプログラムの指定している要素番号を修正しました。
「fruits[2:]
」とすることで、要素番号の2番以降の要素を取得できます。
print関数で出力すると、orange
以降の「['orange', 'peach', 'cherry']
」が返ってきていることが確認できました。
末尾から指定値以降の要素を取得する
同様にして、末尾から参照して、指定した値以降のリスト要素を取得することができます。
fruits = ['apple', 'grape', 'orange', 'peach', 'cherry']
fruits = fruits[-2:]
print(fruits) # ['peach', 'cherry']
また、指定している要素番号を修正しました。
「fruits[-2:]
」とすることで、末尾から参照して、-2
番目以降の要素が取得できます。
print関数で出力すると、peach
以降の「['peach', 'cherry']
」が返ってきています。
リストを要素がある間ループする
for文を使うことで、リストの要素がある間、処理を繰り返すことができます。
fruits = ['apple', 'grape', 'orange', 'peach', 'cherry']
for fruit in fruits:
print(fruit)
最初にfruits変数に5つの果物名を入れて、リストを作成しています。
次にfor文を使って、リストをループしています。
「fruit in fruits
」とすることで、fruitsリストからひとつずつ要素を取り出して、fruit変数に設定しながらループしています。
print関数でfruitの中を確認することで、下記のように全ての要素が出力されました。
apple
grape
orange
peach
cherry
リストの要素番号(キー)を取得する
リストの要素番号を取得するには、indexメソッドを使います。
fruits = ['apple', 'grape', 'orange', 'peach', 'cherry']
index = fruits.index('orange')
print(index) # 2
最初にfruits変数に5つの果物名を入れて、リストを作成しています。
次にfruitsリストからindexメソッドを呼んでいます。
indexメソッドに渡しているのは、リストに存在する要素です。
これで、指定した要素の要素番号が返ってきます。
index変数で要素番号を受け取って、print関数で出力すると、要素番号の「2」が出力されることが確認できました。
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