Pythonのmax関数の使い方について書いています。
max関数を使うことで、渡した値やリストなどから最大値を見つけることができます。
最初にmax関数の使い方について解説して、次にいろいろなデータ型を渡したサンプルコードを紹介しています。
載せているコードについては、Pythonのバージョン3.11.0を使っています。
max関数の使い方
max関数は渡した値の最大値を取得することができる関数です。
使うときには、値を並べて使うか、リストなどのイテラブルなデータ型を渡します。
値を並べて最大値を取得する
値を並べて使うときには、下記のようにします。
value = max(10, 20, 7, 33, 21, 88)
print(value) # 88
最初にmax関数に値を複数渡しています。
このようにカンマで区切って、複数の値を渡すことが可能です。
そして、max関数からの返り値をvalue
変数で受け取っています。
value
変数を出力すると「88」になりました。
このように、最大値が返ってきて表示できました。
イテラブルなデータ型を渡す
下記のように、リストなどのイテラブルなデータ型を渡して、最大値を取得することもできます。
numbers = [12, 20, 30, 21, 15]
value = max(numbers)
print(value) # 30
最初に、数値を5つ入れたnumbers
リストを作りました。
次の処理で、numbers
リストをmax関数に渡しました。
返り値をvalue
変数で受け取っています。
出力すると「30」になりました。
このように、渡したイテラブルなデータ型の最大値を取得することができます。
引数と戻り値
引数と戻り値をまとめます。
引数
複数の値を渡すときには、下記のようにカンマで区切って渡せました。
max(value1, value2, value3, ...)
イテラブルのデータ型を渡すときには、そのままひとつ渡すだけで良いです。
max(iterable)
戻り値
返ってくるのは、渡した値の最大値です。
max関数を使ったサンプルコード5選
max関数を使ったサンプルコードを書いています。
下記のデータ型を渡して、試してみました。
・リスト
・タプル
・辞書
・集合
文字列
アルファベットの文字列を並べてみました。
fruit = max('apple', 'peach', 'banana', 'grape', 'orange')
print(fruit) # peach
max関数に、5つの果物名(英語)を引数として渡しました。
print関数で確認すると、「peach
」が出力されました。
max関数を使って、アルファベット順の最後のものが取得できました。
ひらがなを渡す
ひらがなをリストで渡してみました。
fruits = ['ぶどう', 'ばなな', 'れもん', 'みかん', 'りんご']
fruit = max(fruits)
print(fruit) # れもん
fruits
変数に、ひらがなの果物名を5つ入れて、リストを作りました。
その次の処理で、max関数に作ったfruits
変数を渡しました。
返ってきた値をfruit
変数に入れて、出力すると「れもん」になりました。
濁点は関係なく、五十音順の最後のものが最大として取得できるようです。
リスト
リストに数値を渡して、最大値を取得してみました。
numbers = [12, 3, 5, 99, 29, 30]
maxValue = max(numbers)
print(maxValue) # 99
numbers
変数に6つの数字を渡して、リストを作りました。
max関数に作ったリストを渡して、maxValue
変数で受け取りました。
print関数で出力すると、最大値の「99」が表示されました。
タプル
タプルを渡して、最大値を取得してみます。
numbers = (12, 111, 32, 201)
maxValue = max(numbers)
print(maxValue) # 201
numbers
変数に4つの数字で、タプルを作りました。
max関数に作ったタプルを渡して、maxValue
変数で受け取っています。
print関数で出力すると、最大値の「201」が表示されました。
辞書
辞書を渡して、最大値を取得してみます。
dictFruits = {'pink': 'peach', 'red': 'apple', 'yellow':'banana', 'blue': 'grape' }
maxValue = max(dictFruits)
print(maxValue)
dictFruits
変数に4つのキーと値で、辞書を作りました。
その次の処理で、max関数に渡して、最大値をmaxValue
変数で受け取っています。
print関数で出力すると、「yellow」が表示されました。
このように辞書の場合には、キーの最大が取得されます。
集合
集合を渡して、最大値を取得してみます。
numbers = {333, 222, 10, 20, 100}
maxValue = max(numbers)
print(maxValue) # 333
numbers
変数に、5つの値で集合を作りました。
その後にmax関数にnumbers
変数を渡して、集合の最大値を取得しています。
出力すると最大値の「333」が表示されました。
max関数のまとめ
今回はPythonのmax関数について書きました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。
・max関数にはカンマで値を並べて渡すか、イテラブルなデータ型を渡すことができた。
・文字列/リスト/タプル/辞書/集合で使えることが確認できた。
・辞書でmax関数を使うと、キーの値の最大値が取得できた。
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