Pythonの辞書の値を取得する2つの方法！

Pythonの辞書(dictionary)の値を取得する方法について書いています。
辞書の値を取得するには、連想配列のようにアクセスするか、getメソッドを使う方法があります。

辞書についてや操作のまとめについては、下記に書いているので、合わせて確認してみてください。

載せているコードはPythonのバージョン3.11.0で動作を確認しています。

Pythonの辞書の値を取得するには？

Pythonの辞書の値を取得する方法を書いています。
下記の2つの方法で追加できます。

・連想配列のようにアクセスする
・getメソッドでアクセスする

辞書のオブジェクトの値に配列のようにアクセスし、取得することができます。
例えば、下記のように取得することが可能です。

fruit = {'name': 'apple', 'color': 'red', 'price': 120}
fruitName = fruit['name']

最初にfruit変数に3つのキーと値で、辞書オブジェクトを作成しました。
次の行で「fruit['name']」としていますが、これでnameキーの値が取得できます。

結果をfruitName変数に入れています。
出力してみると下記のように値の「apple」が取得できました。

print(fruitName) # apple

辞書オブジェクトからgetメソッドを呼び出して、キーの値を取得することもできます。
例えば、下記のように取得することが可能です。

fruit = {'name': 'banana', 'color': 'yellow', 'price': 150}
fruitColor = fruit.get('color')

先ほどと同じようにfruit変数に3つのキーと値で、辞書オブジェクトを作成しました。

次の行で「fruit.get('color')」としていますが、これでcolorキーの値が取得できます。
getメソッドの引数として、渡しているのが取得したい値のキーです。

結果をfruitColor 変数に入れています。
出力してみると下記のように値の「yellow」が取得できました。

print(fruitColor) # yellow

キーのみをすべて取得するには、keysメソッドを使うと良いです。
例えば、下記のように取得することができます。

fruit = {'name': 'grape', 'color': 'blue', 'price': 220}

for key in fruit.keys():
    print(key)

fruit変数に3つのキーと値で、辞書オブジェクトを作成しました。
次の処理で、fruit変数からkeysメソッドを呼んで、キーを取得しています。

取得したキーはdict_keysで返ってきます。
リストのようにforでループすることができるので、ループして出力しました。

実行すると、下記のように全てのキーが取得できました。

name
color
price

値のみをすべて取得するには、valuesメソッドを使うと良いです。
例えば、下記のように取得することができます。

fruit = {'name': 'grape', 'color': 'blue', 'price': 220}

for key in fruit.values():
    print(key)

fruit変数に3つのキーと値で、辞書オブジェクトを作成しました。
次の処理で、fruit変数からvaluesメソッドを呼んで、値を取得しています。

取得した値はdict_valuesで返ってきます。
こちらもリストのようにforでループすることができるので、ループして出力しました。

実行すると、下記のように全ての値が出力されました。

grape
blue
220

今回はPythonの辞書の値を取得する方法について書きました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。

・配列のように操作して、値を取得することができる
・getメソッドを使って、キーを指定することで値を取得することができる
・keysメソッドを使うことで、全てのキーを取得することができた
・valuesメソッドを使うことで、全ての値を取得することができた