Pythonのround関数の使い方!数値を丸める(四捨五入)!

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Pythonのround関数の使い方について解説しています。
載せているコードについては、Pythonのバージョン3.11.0で動作を検証しました。

round関数の使い方

round関数を使うと、渡した数値を四捨五入して、指定した桁数で丸めて返してくれます。
例えば、下記のように使うことができます。

result1 = round(0.6)
print(result1) # 1

result2 = round(0.5)
print(result2) # 0

result3 = round(3.7)
print(result3) # 4

上記では、3回round関数を使っていますが、今回は桁数を指定していません。
この場合には小数点以下が四捨五入されて、値が丸められ、整数値が返ってきます。

最初のresult1変数には「0.6」が丸められて「1」が返ってきました。
同じように「0.5」をround関数に渡して、result2変数は「0」になりました。

result3変数には「3.7」を渡して、四捨五入されて丸められた結果の「4」が返ってきました。
このように数値だけ渡すと、四捨五入して整数値が返ってきます。

指定した桁数で丸める

指定した桁数で丸めるには、round関数の第2引数を使います。
例えば、下記のように指定します。

pi = 3.1415926535

result = round(pi, 2)
print(result) # 3.14

pi変数に「3.1415926535」という、小数点以下が10桁の円周率を代入しています。
小数点以下を2桁までで、3桁目以降を丸めます。

round関数の第1引数に丸めたいpi変数を渡しています。
第2引数に小数点以下の残したい桁数を渡します。
2」を渡しているので、3桁目以降を丸めて返します。

結果を出力すると「3.14」になりました。

文字列を渡すとエラー

round関数に文字列で数値を渡すとエラーになります。

round('3.14')

上記のように、文字列の数値を渡すと、TypeErrorエラーが発生します。
TypeError: type str doesn't define __round__ method

文字列を渡さないように気をつけましょう。

引数と戻り値まとめ

引数と戻り値をまとめます。

引数

第1引数:必須の引数。四捨五入して丸めたい数値を渡す。
第2引数:オプション引数。残したい桁数を指定する、指定した桁数以下が丸められる。

戻り値

丸めた結果が、int型かfloat型として返ってくる。

print(type(round(3.14))) # <class 'int'>

print(type(round(3.14, 1))) # <class 'float'>

round関数の使い方まとめ

今回はPythonのround関数の使い方について書きました。
記事の内容をまとめると、下記になります。

・round関数を使うと、指定した桁数以下を丸めて数値を返してくれる。
・round関数の第1引数に丸めたい小数値を渡す、第2引数に残したい桁数を渡す。
・round関数に文字列を渡すと`TypeError`が発生する。
・整数値が返ってくるときには`int`型で、小数値が返ってくるときには`float`型になった。

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