Pythonの変数の使い方について書いています。
簡単に変数について解説して、Pythonで変数を使うときの名前の付け方などを書いています。
載せているコードについては、Pythonの3.9.12
バージョンを使って検証しました。
そもそも変数とは?
変数は値(データ)を入れておく場所です。
プログラムで必要になるデータを入れておいて、必要な時に取り出したり、上書きして使ったりします。
上記だと、変数のfruit
に”りんご”という文字列を入れています。
プログラムからfruit
という変数にアクセスすると、”りんご”という文字列が返ってきます。
変数は、もう一度値を入れると、中身の値は上書きされます。
fruit
に”ぶどう”という文字列をいれると、”りんご”が消えて、そのまま”ぶどう”になります。
変数の名前の付け方など、気をつけたいことについては、下記に書いたので気になる方は参照してみてください。
Pythonで変数を使うには?
Pythonでは変数を事前に定義したり、変数として特別な識別子をつける必要などはありません。
変数名を適宜つけてあげて、代入(=
)で値を入れるだけです。
testNumber = 10
testString = "hello"
print(testNumber) # 「10」が出力される
print("hello") # 「hello」が出力される
testNumberという変数に10を入れました。
testStringという変数には文字列の”hello”を入れました。
それぞれ、print関数を使って出力すると、変数に格納した10
と”hello”が返ってくることが確認できました。
変数名をつけるルールは?
変数名をつけるときには、基本的には下記のルールにしたがってつけます。
・数字を使う
・アンダースコア(“_”)を使う
数値は先頭に使えない
また、数字は先頭の文字としては、使えません。
下記のように数値から始まる変数を作って、出力しようとします…
1test = 100
print(1test)
そうすると構文エラーになります。
$ python3 variable.py
File "/Users/xxxx/variable.py", line 17
1test = 100
^
SyntaxError: invalid syntax
構文エラーで処理が終了します。
予約語を変数名として使うことはできない
Pythonで決められている文字列は予約語になるので、変数として使うことができません。
変数として使えないものは下記になります。
False await else import pass
None break except in raise
True class finally is return
and continue for lambda try
as def from nonlocal while
assert del global not with
async elif if or yield
これは、公式のこちらに記載がありました。
実際に予約語を使ってプログラムを書いてみました。
False = 100
print(100)
これを実行すると、下記のようにエラーになりました。
% python3 variable2.py
File "/Users/xxxx/variable2.py", line 1
False = 100
^
SyntaxError: cannot assign to False
こちらも構文エラーで、Falseは使えないというメッセージが返ってきます。
変数名に日本語がつけれる
Unicode文字が使えるので、基本的には使わないと思いますが、じつは日本語の変数名をつけることが可能です。
寿司1 = "サーモン"
寿司2 = "はまち"
print(寿司1) # 「サーモン」が出力される
print(寿司2) # 「はまち」が出力される
日本語を使ってプログラムを書いていこうというチームはあまりないかと思います。
基本的には、英単語のわかりやすい変数名にしていきましょう。
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