Dockerの学習におすすめの本を3つ紹介しています。
Dockerについて簡単に説明して、その後におすすめの本を紹介しました。
最後にDockerを「どの本で学ぶのが良いか」の考察をまとめていますので、確認してみてください。
Dockerってなに?おいしいの?!
簡単に説明した後に、おすすめの本を紹介しますね。
Dockerがあると、開発環境を作るのが簡単になります。
2013年に出たソフトウェアですが、急速に浸透して、Web業界でも使われているイメージがあります。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
Dockerとは?本が必要?
Docker(ドッカー)はアプリケーションの構築や配布、実行をするためのプラットフォームです。
パソコン上で使っているOSの上に、コンテナを作って使うことで、隔離された環境でプログラム・ソフトウェアを実行することができます。
このコンテナを配布するのも簡単で、他のパソコンに、簡単に開発環境を作ることができます。
Webアプリケーションのバックエンドやフロントエンドなど、アプリケーションの実行環境を作って共有したいときに使われます。
VirtualBoxなどの仮想化と違い、軽量で簡単に動かすことができて便利です。
単純に環境を立ち上げたり、停止させたりなどの操作については簡単にできるので、調べたり聞いたりすると良いかと思います。
ですがVirtualBoxなどの仮想化環境とは異なるので、環境を作る必要があったり、詳しく学習したい人は本があると良いのではないでしょうか。
Dockerの学習におすすめの本3選
Dockerの学習におすすめな本を3つピックアップしました。
仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん
「仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん」を確認しました。
小笠原 種高さんが書かれていて、マイナビ出版から2021年2月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本は、若手のエンジニアやバックエンド技術に詳しくない人に向けて書かれたDockerの入門書とのこと。
図解やハンズオンを多めに入れて、Linuxやサーバーの構築経験がなくても、理解しやすいように努めているとのことです。
数ページ確認すると、イラストが入っていて読みやすそうでした!
「目次」を確認して
1章から8章までで、構成されています。
1章ではDockerについての概要を解説されているようです。
2章でDockerが動く仕組みということで、DockerHubやイメージコンテナ、Dockerのメリット・デメリットなどが学べるようです。
3章から実際にDockerを使ってみようということで、インストールや操作方法などを学んでいくようです。
4章ではApache・nginx・MySQLのコンテナを実際に作成して使ってみるようです。
5章からの目次は、下記のようになっています。
5章:Dockerに複数のコンテナを入れて動かしてみよう
6章:応用的なコンテナの使い方を身に付けよう
7章:Docker Composeについて学ぼう
8章:Kubernetesについて学ぼう
Dockerを実際に使いながら学べる内容になっているようでした!
さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築
「さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築」を確認しました。
大澤 文孝さん、浅居 尚さんが書かれていて、日経BPから2020年6月に出版されています。
こちらの本はKindle unlimitedで会員は無料で読むことができるようです。
気になる本があれば、一緒に確認しても良いかもしれないです。
「はじめに」を確認して
コンテナ技術が近年取り入れられているのは、システムのための環境整備が、とても簡素化されるためと書かれています。
この本では、コンテナの代表的な技術であるDockerについて、基礎から運用までを網羅しているとのことです。
「目次」を確認して
1章から9章までで、構成されています。
1章ではコンテナの仕組みと利点ということで、Dockerについての概要やメリット・デメリットが書いているようです。
2章ではDockerを利用できるサーバーを作るということで、AWSのEC2でのDocker環境について書かれています。
3章で実際に、Dockerを使用してWebサーバーを作ってみるようです。
4章からの目次は、下記のようになっています。
4章 Dockerの基本操作
5章 コンテナ内のファイルと永続化
6章 コンテナのネットワーク
7章 複数コンテナをまとめて起動するDocker Compose
8章 イメージを自作する
9章 Kubernetesを用いたコンテナ運用
こちらの本もDockerを使う、環境を作るにあたって、必要なことを学べる構成になっていそうです。
Docker実践ガイド 第3版
「Docker実践ガイド 第3版」を確認しました。
古賀 政純さんが書かれていて、インプレスから2023年2月に出版されています。
「はじめに」を確認して
最初にDXについてや、Dockerについての有効性について書かれています。
ネット上に存在する情報を集めても、掲載されている技術情報が通用しないことも多く、本番システムを見据えて効率よく構築手順や使用法を入手するのが難しいとのこと。
こうした状況を踏まえて、この本では技術者だけではなく、IT基盤の方向性の検討や戦略の立案、意思決定を行う立場の方でも導入前の検討を実践できる内容を盛り込んでいるとのことです。
「目次」を確認して
1章から9章までで、構成されています。
1章でDockerについての概要や、Dockerを利用したメリットなどを解説しているとのことです。
2章ではコンテナを導入前に把握しておく知識・検討項目を確認していくようです。
3章で具体的な導入について、ハードウェアに関する様々な留意点や必要性の高い各種パラメータと初期設定など、Dockerのインストールと基本的な使用法を解説しているとのことです。
4章からの目次は、下記のようになっています。
4章 Dockerfile
5章 ネットワーキング
6章 資源管理
7章 管理ツール
8章 Kubernetes によるコンテナオーケストレーション
9章 コンテナ管理プラットフォーム
ハードウェアについてなど、丁寧に細かく書かれている感じがしました。
Dockerのおすすめ本のまとめ
今回紹介した本をまとめました。
タイトル | 出版社 | 価格(Kindle) | ページ数 |
---|---|---|---|
仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん | マイナビ出版 | 2,693円 | 320ページ |
さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築 | 日経BP | 1,782円(unlimited0円) | 448ページ |
Docker実践ガイド 第3版 | インプレス | 3,762円 | 520ページ |
Dockerの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
今回はDockerの学習におすすめの本を紹介しました。
最後に今回おすすめした本を、筆者の独断と偏見でどれが良いか考えてみます。
とりあえず、Dockerを動かしてみたいコンテナを作成してみたいなど、簡単なところから始めたい方は「Docker&Kubernetesのきほんのきほん」または「さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築」がいいのかなと感じました。
特に「Docker&Kubernetesのきほんのきほん」は基本的なイラストや図解もあって読みやすそうです。
「さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築」はKindle unlimited会員は無料対象なので、会員になっている人は、こちらから確認してみると良いかなと思います。
「Docker実践ガイド 第3版」については、少し難しそうな印象を受けました。
本番環境でDockerを使っていくようなときには、こちらの書籍で細かい内容まで把握しておくと良いかもしれません。
いろいろ書きましたが、人によって「読みやすい・読みにくい」と感じることがあるかと思います。
Amazon試し読みや書店で、一度確認してみてください。
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