Oralce Databaseの学習におすすめの本を3つ紹介します。
最初にOralce Databaseについて簡単に説明して、その後におすすめの本を紹介しています。
最後にOralce Databaseを「どの本で学ぶと良いか」の考えてまとめていますので、確認してみてください。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
Oralce Databaseとは?
Oralce DatabaseはOracleが開発し、販売しているリレーショナルデータベース管理システム。
リレーショナルデータベース管理システムは、RDBMSと省略されることもあります。
世界的に高い市場シェアを獲得しているとのことです。
リレーショナルデータベース管理システムとして、Oralce Databaseを含め下記のソフトウェアが存在します。
・Postgre SQL
・Oracle Database
・Microsoft Oralce Database
Webシステムを作るときには、欠かせないのがデータベース。
筆者はWebシステムの開発に携わっていますが、基本的にWebシステムを作っている現場では、何らかのデータベースを使っています。
個人的にはOralce Databaseは大規模システムの開発のときに使われている印象です。
SQLとは?
前述したデータベースからデータを取得したり、更新したりするときに使うのがSQLというデータ操作言語。
Webシステムなどを開発する業務に携わる場合には、SQLは学んでおきたい技術ですね。
Oralce Databaseの学習におすすめの本3選!
SQLの細かいところはデータベースごとに違うことがあります。
ですが、大体は同じようにSQLを書くことができます。(標準のSQL規格があるため)
初心者の方は、Oracle Databaseのデータベースの本を読む前に、SQLやデータベースの概念など基本的な内容を学んでいくと良いのではないでしょうか。
そのため、初心者の人は、まず下記の記事を確認してみてください。
(もしくは「おすすめ」の1つ目の本が良いかもしれません)
次項からは、筆者が確認して、Oralce Databaseについて書いている本を3つピックアップしました。
Oracleの基本
「Oracleの基本 データベース入門から設計/運用の初歩まで」を確認しました。
渡部 亮太さんと他5名が書かれていて、株式会社コーソルが監修しています。
技術評論社から2022年7月に出版されています。
「Amazonページ」を確認して
この本ではOracle初心者や新人のエンジニアが押さえておくべき知識・スキルを、現場で活躍するエンジニアたちがわかりやすく解説してくれるとのこと。
Oracleの使い方・データベースの基礎知識・SQL・データベース運用・テーブル設計など、実務で使えるスキルを身につけれるとのことです。
下記の人におすすめとのこと。
・データベース初心者
・ORACLE MASTERを受験する方
「目次」を確認して
1章から6章までで、構成されています。
1章でデータベースの概要から学んで、2章でOracleを使ってデータベース構築から、テーブル作成・データ操作をやってみるようです。
3章で高度なデータ操作ということで、NULL判定やテーブル結合、トランザクションなどについて学ぶようです。
4章ではインデックスや主キー制約・外部キー制約など、安全にデータを扱う仕組みなどを学んでいきます。
5章ではテーブル設計を学んで、最後の6章でデータベース運用・管理のポイントなどを学ぶようです。
タイトル通りOracleの基礎的なことから運用まで、幅広く学べそうな印象を受けました。
最新Oracleデータベースの基本と仕組み
「最新Oracleデータベースの基本と仕組み」を確認しました。
水田 巴さんが書かれていて、秀和システムから2019年11月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本はOracle Databaseを使ったことがなくて、機能のイメージがわかないSIerや情シスの新人の方。
他のデータベースしか知らない方などに向けて書いたとのこと。
Oracle Databaseの全体像を捉えてもらえるように書いていて、SQL文やパラメータなどについては紹介していないとのことです。
「目次」を確認して
第1章から第16章までで、構成されています。
第1部として、第1章があり、第1章ではOracle Databaseの歴史や概要について学んでいくようです。
第2章から第7章までが、第2部になっています。
データベースの基礎知識として、データベースの仕組みや、メモリ構造とプロセス・ユーザーと権限の仕組みなどを学んでいきます。
第8章から第16章までが、第3部になっています。
データベースの運用・管理として、セキュリティとデータ保護・フラッシュバック機能・高可用性の仕組みなどを学んでいくようです。
SQLの書き方というより、Oracle Databaseの仕組みについて学べる書籍になっているようです。
オラクルマスター教科書 Bronze DBA Oracle Database
「オラクルマスター教科書 Bronze DBA Oracle Database」を確認しました。
渡部 亮太さん、岡野 平八郎さん、鈴木 俊也さん、株式会社コーソルが書いていて、日本オラクル株式会社が監修しているとのこと。
翔泳社から2020年9月に出版されています。
この本は「ORACLE MASTER Bronze DBA」という資格を取得するための問題集です。
「まえがき」を確認して
ORACLE MASTERは、Oracle Databaseに関するスキルを認定する資格のことです。
こちらの本は「ORACLE MASTER Bronze DBA」を取得するための学習用書籍とのこと。
株式会社コーソルでは、新卒社員に研修約3ヶ月で、全員にORACLE MASTER Bronzeを取得してもらっているとのこと。
このノウハウを、こちらの書籍につぎ込んで、効率的に試験合格のスキルが得られるように工夫しているとのことです。
ORACLE MASTER Bronzeを受講する人の学習用の書籍ですね。
「目次」を確認して
第1章から第10章までで、構成されています。
第1章で、Oracleデータベースの概要を学ぶようです。
第2章でデータベースの作成、第3章でOracle Enterprise Manager Database ExpressやSQL*Plusについて学んでいくようです。
第4章から、ネットワーク環境やインスタンス、データベース記憶域の構造管理などを学んでいくようです。
資格取得に必要な内容がしっかりと書かれている印象を受けました。
Oralce Databaseのおすすめ本のまとめ
今回紹介したOralce Databaseの本をまとめました。
タイトル | 出版社 | 価格(Kindle) | ページ数 |
---|---|---|---|
Oracleの基本 | 技術評論社 | ¥2,391 | 544ページ |
最新Oracleデータベースの基本と仕組み | 秀和システム | ¥1,980 | 394ページ |
オラクルマスター教科書 Bronze DBA Oracle Database | 翔泳社 | ¥3,762 | 617ページ |
Oralce Databaseの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
今回はOralce Databaseの学習におすすめの本を紹介しました。
最後に筆者の独断と偏見から、どれがいいか考えてみます。
まず、データベースを触ったことない方は、最初に紹介した記事を確認してもらうか
「Oracleの基本 データベース入門から設計/運用の初歩まで」が良さそうです。
こちらの本を読むと、データベースの基礎からSQL、運用まで幅広く学ぶことができそうです。
SQLやデータベースに慣れてきて、Oracleのデータベースの動作が気になったときには「最新Oracleデータベースの基本と仕組み」がいいのではないでしょうか。
Oracleデータベースの仕組みについて、詳しい内容が書いてそうです。
最後に「オラクルマスター教科書 Bronze DBA Oracle Database」ですが、こちらはORACLE MASTERの資格を取得する場合には必須の本ではないでしょうか。
日本オラクルも監修しているとのことで、しっかりした内容になってそうな印象を受けました。
データベースを学ぶと同時に資格取得もやっておくと、一石二鳥で良いかもしれません。
いろいろ書きましたが、人によって「読みやすい・読みにくい」と感じることがあるかと思います。
Amazon試し読みや書店で、一度確認してみてください。
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