Swiftの学習におすすめの本を3つ紹介しています。
最初にSwiftについて簡単に説明して、その後におすすめの本を紹介しました。
そして、最後にSwiftを「どの本で学ぶのが良いか」の考察をまとめています。
筆者の観点からレベル別に初級者・中級者・上級者向けを分けて考えてみました。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
Swiftとは?
SwiftはAppleによって開発・発表されたプログラミング言語。
2014年に発表・リリースされました。
Swift言語を使うと、iOSのiPhoneのアプリやmacOSのアプリを作成することができます。
MacだとXcodeを使って、アプリを作成していくことができます。
調べてみると、最近ではWindows10でもSwift使えるようになっているということです。
また、本の説明などでSwiftUIという言葉が出てきますが、SwiftUIは画面を構成するためのUIフレームワークになります。
従来はUIKitが使われていましたが、近年SwiftUIが登場してきました。
いつの間に…
筆者のiPhoneの実務経験はObjective-C時代に半年ほどアプリを作ったり
最近ではSwift+UIKitでガワネイティブアプリを作ったりしていました。
本があることで、体系的に学んでいくことができるので、スムーズに学習が進むと思います。
Swiftの学習におすすめの本3選
Swiftの学習におすすめの本を3つピックアップしてみました。
最初の2つはアプリ作成も含まれる内容で、最後の1つがSwift言語に焦点を当てた本です。
SwiftUI対応 たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座
「SwiftUI対応 たった2日でマスターできる iPhoneアプリ開発集中講座」を確認しました。
藤 治仁さん、小林 加奈子さん、小林 由憲さんが書かれていて、ソシムから2022年10月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本は「iOSアプリを作ってみたい全ての初心者が、体験から学べる入門書」とのこと。
また、構成段階でハンズオンのセミナーを開催し、たくさんの参加者の声をまとめて各レッスンを作っているとのことです。
セミナー内でのフィードバックなどの内容にもとづいて、プログラミングを通して「モノづくり」の楽しさを体験できるように、少しずつ階段を上っていく体験を重視した構成にしているとのことです。
「目次」を確認して
タイトルに「2日」とあるように、目次も1日目のレッスンと2日目のレッスンに分かれています。
1日目はレッスン1からレッスン5まであります、レッスン1でSwiftやアプリ開発の概要を学びます。
レッスン2でアプリの開発環境を整えて、Xcodeの使い方を学んでいくようです。
レッスン3から5では下記のアプリを作るようです。
・楽器アプリ
・マップ検索アプリ
2日目はレッスン1からレッスン4まであり、こちらは下記のアプリを作っていく内容になっているようです。
・カメラアプリ
・お菓子検索アプリ
実際に手を動かして、アプリを作って学んでいくスタイルです。
詳細!SwiftUI iPhoneアプリ開発 入門ノート[2022]
「詳細!SwiftUI iPhoneアプリ開発 入門ノート[2022]」を確認しました。
大重 美幸さんが書かれていて、ソーテック社から2022年11月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本は、Xcodeを使ってSwiftUIフレームワークでiPhoneアプリを作るための入門解説書とのこと。
SwiftUIコードの入力補完機能などもステップを追って説明しているとのこと。
アプリ開発などを試しながら開発手法を取得できる構成になっているようです。
また、Swift言語初心者のために、ページに「Swiftシンタックスの基礎知識」を設けているとのこと。
変数・タプル・演算子・制御構造・構造体・配列・クラスなど、欠かせない知識を丁寧に説明しているとのことです。
「目次」を確認して
1章から9章までで、構成されているようです。
1章で環境構築やPlaygroundについて学ぶようです。
2章で基本操作・レイアウト調整、3章でイメージと図形の表示、4章でリスト表示とナビゲーションリンクについて学びます。
5章から、ボタンやテキストフィールドなどの入力部品・アラート・スクロール・グリッドレイアウト・タブなどを学んでいくようです。
8章でSwiftUIのMapを使った地図表示を学んで、9章で非同期処理について学びます。
タイトル通り、SwiftUIについて詳しく書かれていそうな書籍です。
Swift実践入門
「Swift実践入門」を確認しました。
石川 洋資さんと西山 勇世さんが書かれていて、技術評論社から2020年4月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本は、Swiftの言語仕様と実践的な利用方法を解説した入門書とのこと。
下記の方を対象読者にしているとのことです。
・Swiftの知識をより深めたい
はじめにSwiftの機能を一通り解説して、型の設計指針や非同期処理・エラー処理などの実装パターンを説明しているとのこと。
最後に実践的なSwiftアプリケーション開発を通じて、それまでに説明した機能や実装パターンの活用方法を示すとのことです。
「目次」を確認して
1章から18章までで、構成されています。
1章でSwiftはどのような言語かについて学ぶようです。
2章から、変数や定数・型・コレクションを表す型・制御構文・関数・プロトコル・ジェネリクス・モジュールなど、Swift言語について詳細な内容を学ぶようです。
最後の18章でSwiftアプリケーションとして、Web APIクライアントを作ってみるようです。
Swift言語について、細かく知ることができそうな書籍だなと感じました。
Swiftのおすすめ本のまとめ
今回紹介した本をまとめました。
タイトル | 出版社 | 価格 | ページ数 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
SwiftUI対応 たった2日でマスターできる iPhoneアプリ開発集中講座 | ソシム | 2,479円 | 472ページ | 初心者 |
詳細!SwiftUI iPhoneアプリ開発 入門ノート[2022] | ソーテック社 | 3,080円 | 464ページ | 初・中級者 |
Swift実践入門 | 技術評論社 | 3,428円 | 480ページ | 中・上級者 |
Swiftの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
最後に今回おすすめさせてもらった本について総括します。
筆者の独断と偏見から、個人のレベル別に最終的におすすめの本を考えてみました。
初心者で、とりあえずiPhoneアプリを作り始めたいという方は「SwiftUI対応 たった2日でマスターできる iPhoneアプリ開発集中講座」が良さそうです。
実際にアプリを作ることを体験しながら、学んでいくことができます。
(言語の解説はあまりないようなので、体験した後に他の本でSwiftについて学ぶ必要も出てくるかもしれません)
iPhoneの画面を構成するSwiftUIについて、詳細を知りたい時には「詳細!SwiftUI iPhoneアプリ開発 入門ノート[2022]」が良さそうです。
入力部品など、それぞれの部品の解説が詳しく書いてそうだなと感じました。
また、Swiftについての必要最低限の内容は載っていそうです。
難しくないアプリ開発なら、こちらの本で問題なさそうです。
Swift言語について詳しく知りたい場合は「Swift実践入門」を読むと良さそうだなと感じました。
言語仕様について、しっかりと記載されているようです。
簡単なアプリを作るだけでなく、踏み込んでSwiftを使っていく場合には、読んでおくと良さそうだなと思いました。
いろいろ書きましたが、読みやすい・読みにくいなど、人によって評価が変わってくるかと思います。
ぜひ、Amazonの試し読みや書店などで、いろんな書籍を確認してみてくださいね。
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