Linuxコマンドのwhichコマンドの使い方について書いています。
whichコマンドを使うことで、コマンドの実行パスを知ることができます。
今回載せているコマンドはUbuntuの22.04.2で確認しました!
whichコマンドの使い方
whichコマンドを使うと、コマンドの実行パスを調べることができます。
例えば、このように実行します。
$ which ls
そうすると、下記のようにコマンドのパスが返ってきます。
$ which ls
/usr/bin/ls
lsコマンドの実行パスを確認してみました。
lsコマンドの実体のファイルが、usrディレクトリ配下のbinディレクトリ配下に配置されているということがわかりました。
環境変数に設定されているディレクトリのコマンドなら、このように調べることができます。
後からインストールしたコマンドもパスが通っていれば見つけることができます。
コマンドがないとき
コマンドがないときは、Ubuntuでは特に何も返ってきませんでした。
$ which aaa
$
Macで実行すると、下記のようにnot foundとなります。
$ which aaa
aaa not found
whichコマンドのオプションは?
whichコマンドのオプションについて書いています。
-aオプションを使う
-a
オプションを使うと、見つかったすべての実行可能なコマンドパスを返してくれます。
例えば、下記のように実行できます。
$ which -a ls
-a
オプションをつけて、lsコマンドを探してみました。
実行すると、下記のように2つのファイルが存在することが確認できました。
$ which -a ls
/usr/bin/ls
/bin/ls
whichコマンドをオプションなしで使ったときには、実行されるファイルのみが表示されます。
-a
オプションをつけて使うと、存在する実行可能なファイルを全て確認できます。
whichコマンドの使い方まとめ
今回はwhichコマンドの使い方について書きました。
「コマンドインストールしてたかな?」とか「実行ファイルはどこに配置したっけ?」などを調べるときに使うと良いかと思います。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。
・コマンドがないときには何も返ってこない。(Macだとnot found)
・`-a`オプションを使うと、実行可能なファイルを全て出力した
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