Ruby on Railsの学習におすすめの本を5つ紹介しています。
Ruby on Railsについて簡単に説明して、その後におすすめの本を紹介しました。
最後にRuby on Railsを「どの本で学ぶのが良いか」の考察をまとめていますので、確認してみてください。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
Ruby on Railsとは?本が必要?
Ruby on RailsはRubyで書かれているオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク。
デンマークのプログラマであるデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソンさんが作って、2005年12月にバージョン1.0がリリースされたとのことです。
RailsやRoRと呼ばれることもあります。
Webアプリケーションフレームワークがあることで、Webアプリケーションが簡単に作りやすくなります。
言語そのままの機能のみで書いていくよりも、時間が短縮され高品質なものができます。
筆者は業務でLaravelをよく使っていますが、フレームワークがあることで、何もないよりも簡単で品質の高いアプリ開発ができます。
Ruby on Railsは使った経験があまりありませんが、RubyでWebアプリとなると、よく聞くフレームワークです。
本があると、体系的に学んでいくことができるので、特に初心者の方は読んだ方が良いかと思います。
Ruby on Railsの学習におすすめの本5選
Ruby on Railsの学習におすすめな本を5つピックアップしました。
Rubyの本については、こちらに書いているので確認してみてください。
Ruby on Rails 6 超入門
「Ruby on Rails 6 超入門」を確認しました。
掌田 津耶乃さんが書かれていて、秀和システムから2020年2月に出版されています。
「はじめに」を確認して
最初にフレームワークについての説明がされています。
この本は2016年に出版された「Ruby on Rails 5 超入門」の改訂版とのこと。
「基本的な部分をガチッとつかんで今すぐ使えるようになる」というタイプの入門書とのことです。
「目次」を確認して
1章から5章までで、構成されています。
1章でRailsの概要などを学んで、開発環境を構築します。またエディタにはVSCodeを使っていくようです。
2章でコントローラーとビューを使っていくとのこと。
3章でモデルとデータベースを使っていきます。データベースはSQLiteを使うようです。
4章ではデータベースを使いこなすということで、検索条件や複数モデルの連携などを学ぶようです。
最後の5章ではフロントエンドのReactとの連携やDeviseでユーザー認証を行なったりするようです。
実際に作って学んでいくスタイルのようでした。
書籍の中でメッセージボードや読書カード、Q&Aサイトなどを作るようです。
独習Ruby on Rails
「独習Ruby on Rails」を確認しました。
小餅 良介さんが書かれていて、翔泳社から2019年6月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本ではRubyが持つ「オブジェクト指向」の考え方とともに、Railsの基本を正しく理解するとのこと。
そして、Railsを使ったWebアプリケーションの仕組みやスマートなアプリ構築方法を学ぶことを目的にしているとのことです。
限られた紙面でも、可能な限り基本的な機能を網羅するよう心がけたとのこと。
モデルを中心としたコアな部分を先に理解していくとのことです。
「目次」を確認して
1章から13章までで、構成されています。
1章でRailsの概要と開発環境を作るようです。
2章でオブジェクト指向の考え方とRubyの基本文法についても触れるようです。
3章で簡単なアプリケーションを作成して、動作を確認した後に4章からRailsの仕組みについて詳しく理解していくようです。
MVCやディレクトリ構成・モデル・マイグレーション・シード・バリデーションと学んでいきます。
その後にルーティングやコントローラー、ERBテンプレートなどを学んでいくようです。
フレームワークとして、必要な機能はしっかりと学べる印象を受けました。
パーフェクト Ruby on Rails 【増補改訂版】
「パーフェクト Ruby on Rails【増補改訂版】」を確認しました。
すがわらまさのりさんを含め5名で書かれていて、技術評論社から2020年7月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この書籍は2014年に出版された「パーフェクト Ruby on Rails」の改訂版とのこと。
この本では、Ruby on Railsを使うために押さえておくポイントや、変化により高機能になっていくRailsの最新機能のキャッチアップができるとのことです。
「目次」を確認して
1章から13章までで、構成されています。
1章で環境を整えて、Railsの概要を学んでいきます。
2章ではMVC・モデル・コントローラ・ビューについての概要が書いているようです。
3章からRailsの基本機能・フロントエンドとの連携などを学んでいくようです。
目次の内容が難しめに感じ、初心者というよりは、既に使ったことがある人向けなのかなと感じました。
Ruby on Rails 6 実践ガイド
「Ruby on Rails 6 実践ガイド」を確認しました。
黒田 努さんが書かれていて、インプレスから2019年12月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この書籍は、2014年4月出版の「実践Ruby on Rails 4: 現場のプロから学ぶ本格Webプログラミング」の改訂版とのことです。
この本では、全体を通じて1つの企業向け顧客管理システムを作るとのこと。
その中でRailsによるWebアプリ開発の基礎知識と、さまざまなノウハウが取得できるとのことです。
想定読者としては、Railsの入門書を読み終えて、初心者から中級者へステップアップしたいと考えている人とのこと。
「目次」を確認して
1章から18章までで、構成されています。
1章と2章で開発環境の構築と、作成するシステムの開発の流れを確認するようです。
3章から実際に開発に入って、テスト環境やトップページ作成・エラーページ作成などを進めていきます。
7章・8章でログイン・ログアウト機能を実装して、9章でルーティング、10章でアカウント情報変更機能の実装を行うようです。
ひとつのアプリを作成しながら学んでいくスタイルですね。
こちらの本はKindle Unlimited会員なら無料で読めるようになっているようです。
会員の人は、ぜひ初めに確認してみてください。
Ruby on Rails 7 ポケットリファレンス
「Ruby on Rails 7ポケットリファレンス」を確認しました。
山内 直さんが書かれていて、山田 祥寛さんが監修しています。
技術評論社から2022年10月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本はRailsを使うときに便利なリファレンス形式の書籍です。
Railsのバージョン7に対応しているとのこと。やりたいことで逆引きして調べることができます。
「目次」を確認して
1章から8章までで、構成されています。
「XXXをXXXする」といった内容で書かれていて、目的から必要な情報を探すことができるようになっているようです。
実際に現場でRailsを使っている人は、デスクに置いておくと、ちょっとしたときにパッとひらけて良さそうです。
Ruby on Railsのおすすめ本のまとめ
今回紹介した本をまとめました。
タイトル | 出版社 | 価格(Kindle) | ページ数 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
Ruby on Rails 6 超入門 | 秀和システム | 2,851円 | 491ページ | 初・中級者 |
独習Ruby on Rails | 翔泳社 | 1,980円 | 560ページ | 初・中級者 |
パーフェクト Ruby on Rails 【増補改訂版】 | 技術評論社 | 3,637円 | 528ページ | 中・上級者 |
Ruby on Rails 6 実践ガイド | インプレス | 3,465円 | 487ページ | 中・上級者 |
Ruby on Rails 7 ポケットリファレンス | 技術評論社 | 3,520円 | 624ページ | 上級者 |
「Ruby on Rails 6 実践ガイド」はKindle Unlimited会員なら無料で読めるので、メンバーの人は確認してみると良いと思います。
Ruby on Railsの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
今回はRuby on Railsの学習におすすめの本を紹介しました。
最後に今回おすすめした本を、筆者の独断と偏見でどれが良いか考えてみます。
手を動かして、さっと使えるようになりたい人は「Ruby on Rails 6 超入門」で学ぶと良さそうです。
目次全体を通して、作っていく項目が多そうです。
Railsの基本的な内容については少し薄いのかなという印象を受けました。
「独習Ruby on Rails」はしっかりとRailsの機能を学びたい人にいいのではないでしょうか。
目次を確認すると、ひととおりRailsについて書いている印象です。
「パーフェクト Ruby on Rails 【増補改訂版】」と「Ruby on Rails 6 実践ガイド」は、目次を確認するとRailsについて詳細な内容が書いてそうです。
既にRailsを使っている人が学んでいくのに良さそうだなと感じました。
「Ruby on Rails 7 ポケットリファレンス」は逆引きできるとのことで、業務で使っている人が手元に置いてサッと見るのに良さそうだなと感じました。
いろいろ書きましたが、人によって「読みやすい・読みにくい」と感じることがあるかと思います。
Amazon試し読みや書店で、一度確認してみてください。
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