Swiftで配列に対して、値を追加する方法を書いています。
Swiftの配列に値を追加するには、下記の3つの方法があります。
・+=演算子で配列結合のようにして追加する。
・配列からinsertメソッドを呼び出して、指定位置に追加する。
サンプルコードは、Swiftバージョン5.7で検証しています。
appendメソッドで追加する
配列からappendメソッドを呼び出して、値を渡すことで配列の末尾に追加できます。
例えば、下記のようにして追加することができます。
var fruits = ["apple", "grape", "orange"]
fruits.append("peach")
fruits.append("lemon")
print(fruits) // ["apple", "grape", "orange", "peach", "lemon"]
最初にfruits
変数に対して、3つの値で配列を作成しています。
次の処理で、fruits
変数からappendメソッドを呼び出して値を追加しています。
appendメソッドに渡しているのは、配列に追加したい値です。
文字列の「peach
」を追加した後に、「lemon
」を追加しました。
print関数で出力すると「["apple", "grape", "orange", "peach", "lemon"]
」となり、末尾に追加されていることが確認できました。
プラスイコール(+=)演算子で追加する
+=
演算子を使うことで、配列結合のようにして、要素を末尾に追加することができます。
var fruits = ["apple", "grape", "orange"]
fruits += ["peach"]
fruits += ["lemon", "cherry"]
print(fruits) // ["apple", "grape", "orange", "peach", "lemon", "cherry"]
先ほどと同様に、fruits
変数に対して、3つの値で配列を作成しています。
次の処理で、fruits
変数に対して、+=
演算子で要素を追加しました。
配列の形で「peach
」を追加して、次の行で「lemon, cherry
」を追加しています。
print関数で出力すると「["apple", "grape", "orange", "peach", "lemon", "cherry"]
」となりました。
このように+=
演算子でも末尾に追加していくことができます。
insertメソッドで追加する
insertメソッドを配列から呼び出すことで、配列の指定位置に追加することができます。
var fruits = ["apple", "grape", "orange"]
fruits.insert("peach", at: 1)
fruits.insert("lemon", at: fruits.count)
print(fruits) // ["apple", "peach", "grape", "orange", "lemon"]
先ほどと同様に、fruits
変数に対して、3つの値で配列を作成しています。
次の処理で、配列からinsertメソッドを呼び出しています。
第1引数に渡しているのが、追加したい値です。
名前付き引数のatに渡しているのが、追加したい位置です。
最初のinsert処理で配列の「1」番目の位置に「peach
」が追加されます。
次のinsert処理では、atにfruits.count
を指定しているので、配列の最後に「lemon
」が追加されます。
print関数で出力すると「["apple", "peach", "grape", "orange", "lemon"]
」となりました。
配列の指定位置に要素を追加することができました。
「peach
」を1番目に入れていますが、その後の要素が後ろにずれたことが確認できます。
Swiftで配列に値を追加する方法まとめ
今回はSwiftで配列に値を追加する方法について書きました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。
・+=演算子でも、配列結合のようにして末尾に追加できた。
・insertメソッドを使うと、任意の位置に追加できる。
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