TypeScriptの学習におすすめの本を4つ紹介しています。
TypeScriptについて簡単に説明して、その後におすすめの本を紹介しました。
最後にTypeScriptを「どの本で学ぶのが良いか」の考察をまとめていますので、確認してみてください。
※Amazonのお試し読みでひとつずつ確認して、良さそうな本を選んでいます。
TypeScriptとは?本が必要?
TypeScriptはマイクロソフトによって開発されたプログラミング言語。
TypeScriptを使用することで、型を書くことができるので、大規模な開発するときにエラーを防ぎやすくなると言われているようです。
JavaScriptを拡張して作られていて、TypeScriptのコードをコンパイルするとJavaScriptに変換されます。
そのため、JavaScriptの実行できるブラウザやNode.jsなどで使うことができます。
筆者はあまり型が好きではない派なのですが、最近使うことがよくあるので、キャッチアップしていきたいところです
本があると体系的に学べるので、あるとスムーズに学習が進むかと思います。
TypeScriptの学習におすすめの本5選
TypeScriptの学習におすすめな本を4つピックアップしました。
本当に初心者の方は、最初の1冊目かJavaScriptから始めた方が良いかと思います。
ゼロからわかる TypeScript入門
「ゼロからわかる TypeScript入門」を確認しました。
齊藤 新三さんが書かれていて、技術評論社から2022年4月に出版されています。
「はじめに」と「Amazonページ」を確認して
この本の筆者はJavaを初めて学んだので、JavaScriptの型がなくクラスベースではない書き方が好きになれなかったとのこと。
そんな時に出会ったのがTypeScriptで、JavaScriptの不満なところを解決してくれる言語だったとのことです。
この本では、プログラミング初心者や本職がプログラマではない人を対象としています。
TypeScriptの基本的な文法とプログラミング方法を「ていねい&しっかり」解説しているとのことです。
「目次」を確認して
1章から12章までで、構成されています。
1章でTypeScriptの基本を理解して、開発環境を構築するようです。
2章でTypeScriptを使ってコードを書いてみるようです。
3章から、変数・演算子・条件分岐・ループ・配列・関数・クラスと学んでいきます。
10章ではクラスの継承やインターフェース、Enum・タプルなどを学びます。
11章でモジュールについて学び、最後の12章で非同期通信について学ぶようです。
プログラムを書くために必要な項目がしっかりと記載されてそうです。
初心者向けということで、そんなに難しい章もなさそうな印象です。
TypeScriptハンズオン
「TypeScriptハンズオン」を確認しました。
掌田 津耶乃さんが書かれていて、秀和システムから2021年8月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本の筆者は「JavaScriptで処理を書くと柔軟性がありすぎるので、とんでもない処理でも平気で動いてしまう」と書かれています。
きっちり厳格に書くにはTypeScriptが必要とのこと。
この本では、タイトル通りハンズオン形式で学んでいくとのことです。
Webクライアントで使われている「React」と「Node.js」と連携して、TypeScriptで開発する基本についても説明されているとのこと。
「目次」を確認して
1章から7章までで、構成されています。
1章ではTypeScriptの概要や、環境構築などについて書かれているようです。
2章から、変数・制御構文・型・関数・オブジェクトと学んでいきます。
6章ではクライアントサイドとTypeScriptということで、ReactやVueと連携する方法について書かれているようです。
最後の7章ではサーバーサイドとTypeScriptということで、Node.js・Express・Nest.jsなどを使ってみるようです。
本を通して、下記のような簡単なアプリケーションを作成してみるようです。
・メモアプリ
・メッセージボード
プロを目指す人のためのTypeScript入門
「プロを目指す人のためのTypeScript入門」を確認しました。
鈴木 僚太さんが書かれていて、技術評論社から2022年4月に出版されています。
「はじめに」を確認して
この本では、TypeScriptという言語の基礎から解説されているとのことです。
JavaScriptを知らない人でもTypeScriptを学習できるようにしているとのこと。
ただし、前提知識としてプログラミングの多少の基礎知識が必要とのことです。(変数や関数などの基礎的な概念)
想定としては、他のプログラミング言語を知っている人や多少プログラミングと独学した人とのことです。
フロントエンドやサーバーサイドなどの具体的な領域には踏み込まずに、全体を通してTypeScriptという言語そのものを解説しているとのことです。
「目次」を確認して
1章から9章までで、構成されています。
1章でTypeScriptの概要確認と開発環境の構築を行います。
2章で基本文法や型・演算子・制御構文などを学んでいきます。
3章からオブジェクト・関数・クラス・型と学びます。
7章でモジュールについて学んで、8章で非同期処理、最後の9章でコンパイラオプションについて書かれているようです。
TypeScriptについて、詳細な内容までしっかりと書いている印象です。
プログラミングTypeScript
「プログラミングTypeScript」を確認しました。
Boris Chernyさんが書かれていて、今村 謙士さんが監修、原 隆文さん翻訳されています。
オライリージャパンから2020年3月に出版されています。
「Amazonページ」を確認して
TypeScriptの解説書とのこと。
基礎的な内容・応用・エラー処理の手法、非同期や各種フレームワークの利用法を解説しているとのことです。
さらに、既存のJavaScriptプロジェクト移行まで書いていて、言語全般を総合的に解説しているとのこと。
この本を通じて、コードをどのように記述すべきか、なぜそうすべきかを学べるとのこと。
「目次」を確認して
目次はオライリー公式サイトのこちらから確認できます。
1章から13章までで、公開されています。
1章が概要で、2章でTypeScriptの全体像について書かれているようです。
3章から型・関数・クラス・インターフェース・エラー処理、非同期プログラミング、並行処理などを学んでいきます。
フロントエンドやバックエンドのフレームワークについても記載があるようです。(React, Angularなど)
こちらの本も、しっかりと詳細な内容まで書かれている印象でした。
TypeScriptのおすすめ本のまとめ
今回紹介した本をまとめました。
タイトル | 出版社 | 価格(Kindle) | ページ数 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
ゼロからわかる TypeScript入門 | 技術評論社 | 2,801円 | 320ページ | 初心者 |
TypeScriptハンズオン | 秀和システム | 2,495円 | 407ページ | 中・上級者 |
プロを目指す人のためのTypeScript入門 | 技術評論社 | 3,114円 | 424ページ | 中・上級者 |
プログラミングTypeScript | オライリージャパン | 3,740円 | 376ページ | 中・上級者 |
TypeScriptの本はどれが良い?(紹介した本の総括)
今回はTypeScriptの学習におすすめの本を紹介しました。
最後に今回おすすめした本を、筆者の独断と偏見でどれが良いか考えてみます。
まず、あまりJavaScriptの経験がない方や初心者の方はJavaScriptから始めるか、「ゼロからわかる TypeScript入門」を確認してみてください。
初めてプログラミングをする人でも、わかりやすそうな印象でした。
次にハンズオンで作るのを中心に学習していきたい人は「TypeScriptハンズオン」を確認してみてください。
それぞれの章でアプリを作成して学んでいけるようです。
しっかりとTypeScriptの詳細まで学びたい人は「プロを目指す人のためのTypeScript入門」か「プログラミングTypeScript」が良いかと思います。
目次を見ると、詳細な内容まで書いているなという印象を受けました。
いろいろ書きましたが、人によって「読みやすい・読みにくい」と感じることがあるかと思います。
Amazon試し読みや書店で、一度確認してみてください。
コメント