Pythonの辞書(dictionary)に値を追加する方法について書いています。
辞書に値を追加するには、配列のようにして追加するか、updateメソッドを使う方法があります。
載せているコードはPythonのバージョン3.11.0で動作を確認しています。
Pythonの辞書に値を追加するには?
Pythonの辞書に値を追加する方法を書いています。
下記の2つの方法で追加できます。
・updateメソッドで追加する
連想配列のように操作して追加する
辞書のオブジェクトを連想配列のように操作して、追加することができます。
例えば、下記のように追加することが可能です。
fruit = {'name': 'banana'}
fruit['color'] = 'yellow'
print(fruit) # {'name': 'banana', 'color': 'yellow'}
最初にfruit変数を「name
」項目をキーに、「banana
」という値を入れて初期化しました。
次の行で、連想配列のように操作して追加しています。
このようにすることで「color
」という項目に、「yellow
」という値が追加されました。
print関数で出力すると、「{'name': 'banana', 'color': 'yellow'}
」というように追加されたことが確認できました。
updateメソッドで追加する
作成した辞書オブジェクトから、updateメソッドを呼び出して追加することもできます。
updateメソッドは項目名(キー)が被っていない場合には追加してくれます。
fruit = {'name': 'banana'}
fruit.update({'color': 'yellow'})
やっていることは、先ほどと同じですが、updateメソッドで追加するようにしました。
updateメソッドを使うときには、キーと値を一緒にした辞書オブジェクトを渡すことで追加できます。
「color
」をキーに「yellow
」という値で追加しました。
出力すると、先ほどと同じように下記のように追加されました。
print(fruit) # {'name': 'banana', 'color': 'yellow'}
辞書に追加するときにキーが重複した
追加時にキーが重複したときには、値が上書きされます。
先ほどの例で、確認してみましょう。
連想配列のように操作してキーが重複した
連想配列のように操作して、キーが重複したときです。
fruit = {'name': 'banana', 'color': 'yellow'}
fruit['color'] = 'red'
fruit変数には、name
とcolor
のキーと持っています。
color
に対して、「red
」という値を入れました。
そうすると、color
の値は上書きされて、下記のようになります。
print(fruit) # {'name': 'banana', 'color': 'red'}
updateメソッドで追加してキーが重複した
updateメソッドで追加して、キーが重複したときです。
fruit = {'name': 'banana', 'color': 'yellow'}
fruit.update({'color': 'red'})
同じようにcolor
というキーをすでに持ったfruit変数があります。
このfruit変数からupdateメソッドを呼び出して、同じ「color
」キーを対象に値を追加します。
出力すると、下記のように「color
」の値は上書きされて、更新されたことが確認できました。
print(fruit) # {'name': 'banana', 'color': 'red'}
Pythonの辞書に値を追加する方法まとめ
今回はPythonの辞書に値を追加する方法について書きました。
記事の内容をまとめると、下記のようになります。
・配列形式のときには、「配列[‘キー’] = ‘値’」で追加できる。
・updateメソッドのときには、辞書オブジェクト形式「update(`{‘キー’: ‘値’}`)」で追加できる。
・キーが重複していたときには、値は上書きされ更新された。
コメント